行政・政策
デジコン編集部 2025.11.13

横浜市が市内約10キロの河川でドローン詳細点検を実施。AI自動判別で損傷検知の精度向上へ

横浜市は2025年11月7日、市内約10キロメートルの河川でドローンを活用した詳細点検を実施すると発表した。

撮影データとデジタル技術を組み合わせることで、構造物の変位や損傷の有無を自動判定し、点検精度の向上を図る取り組みだ。

目視点検からドローンとAI活用へ転換して業務効率化を推進


横浜市が管理等している河川は約86キロメートルあり、毎年目視による河川詳細点検を実施している。

今回、業務の効率化等を図るため、市内約10キロメートルでドローンを活用した詳細点検を実施する運びとなった。


ドローンで撮影したデータとデジタル技術を組み合わせることで、構造物の変位や損傷の有無を自動判定し点検精度を向上させ、さらなる治水安全度の向上を図る方針だ。

従来は目視点検や船舶による点検を人力で行っていたが、ドローン点検とAI自動判別による機械化へと転換する。

これにより新技術とDXによる持続可能な河川の維持管理を実現する考えである。

本業務は河川ドローン点検業務として八千代エンジニヤリング・日本インシーク設計共同体へ委託されている。


実証は2025年11月21日午後1時30分から、横浜市旭区の帷子川で実施される予定だ。当日は約200メートルの区間を飛行する計画である。




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デジコン編集部

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