現場サポート社、「現場クラウドArune」を大幅リニューアル。人員管理機能を強化し現場の「ヒトと重機」最適配置を実現。

現場サポートは6月2日、「重機・機材管理システム 現場クラウド Arune」を2025年6月30日に大幅リニューアルすると発表した。

今回のリニューアルでは、顧客からの要望が多かった人員管理機能が大幅に強化され、従来の重機管理に加え、人と重機の両方を効率的に管理できる「現場リソース管理システム」へと進化する。

ドラッグ&ドロップ操作で人員・重機配置計画を直感的に作成。リアルタイム共有で他現場の空きリソース即座確認。センサー連携で位置情報・稼働状況を自動取得し最適化分析可能

建設現場では、不要なリース費用や、重機の稼働状況が把握できない、点検記録簿の管理が面倒といった課題が存在していた。

重機だけでなく、人員も含めた現場全体のリソースを効率的に管理したいという顧客からの強い要望が寄せられていた背景がある。

このような現場の課題やニーズに応えるため、システムの大幅な進化に至った経緯である。

リニューアルで実現する主な機能として、直感的な操作で人や重機の配置変更や現場間調整が簡単に行える機能が大幅強化される。

まるでホワイトボード上でマグネットを動かすように、簡単なドラッグ&ドロップ操作へと改良され、人員や重機の配置計画を直感的に作成できる仕様となる。

（配置計画 画面）


作成した計画はリアルタイムで自社内に共有され、常に最新の状況を全員が把握可能な環境を実現する。

他の現場の空きリソース（人員・重機）を即座に確認でき、リソースを探す手間、手配する手間を大幅に削減する機能を持つ。

急な施工計画の変更が発生した場合でも、リソースの再確認や現場間の調整が迅速かつ容易に行える設計となっている。

現場目線で柔軟な操作を実現する機能として、現場のリソースを見やすく、把握しやすくする仕組みが導入される。


（現場担当者ホーム画面）

本日の予定はもちろん、翌日以降の予定もページ送りで把握できる機能を備えている。

計画や予定が変更になった際、過去分も含めて修正が可能になる柔軟性を持たせている。

稼働実績も手動で入力ができるようになり、センサーを付けた場合は計測値が自動表示されるが実情に合わせて手動で修正も可能な仕様である。

センサーでの位置情報取得・自動登録機能も搭載される予定である。

重機にセンサーを取り付けることで、リアルタイムな位置情報や稼働状況を把握できる機能を提供する。

稼働状況データはCSV形式で出力でき、分析に活用することで稼働の最適化に繋げられる仕組みとなっている。

機種やメーカーを問わず一元管理が可能な設計を採用している。

センサーを利用する場合は、別途契約が必要となる条件である。

機能追加予定として、現場の「今」を一覧表示するサイネージ表示機能の開発が進められている。

各現場の状況を自動再生で表示できる機能により、大型モニターなどに表示することで情報共有をさらに促進する計画である。

この大幅リニューアルの内容や新しい操作画面は、幕張メッセで開催される第7回国際建設・測量展にて先行公開される予定となっている。

開催期間は2025年6月18日から21日までの4日間で、同社ブースで生まれ変わる「現場クラウド Arune」を体験できる機会が提供される。