ニュース
デジコン編集部 2026.4.1

リスクエリアの点滅・自動検出機能を追加。大林組がトヨタと共同開発の施工シミュレータ「GEN-VIR」を高速道路床版工事に活用

CONTENTS
  1. 4つの新機能でリスクを「直感的に」見える化。初心者でもスムーズに現場へ
  2. 毎年3月に進化する。姿勢分析・筋疲労分析から安全管理まで機能が年々拡充
大林組はトヨタ自動車未来創生センターと共同開発した施工シミュレータ「GEN-VIR(ゲンバー)」を高速道路の床版取り替え工事に活用し、リスクの見える化機能の改善によって作業員の安全意識向上に貢献したと発表した。

GEN-VIRは3DCGで工事現場と作業を再現するシミュレーション技術で、大林組は東名リニューアル工事など高速道路上の時間・空間が限られる工事でこれまでも活用してきた。

4つの新機能でリスクを「直感的に」見える化。初心者でもスムーズに現場へ


今回の工事では床版接合工法「スリムファスナー」を採用しており、作業手順と安全管理が特に重要になる。

そこで施工シミュレーションにリスクの見える化機能を新たに4点追加した。

危険が想定される場所を示す「リスクエリアの点滅機能」、作業内容と動線に応じたリスクを幅広く把握する「リスク分析機能」、シミュレーション結果を振り返る「録画ビューワ機能」、墜落・転倒などのリスクを洗い出す「自動検出機能」の4つだ。

作業手順説明会ではGEN-VIRのシミュレーション動画を活用し、経験者と未経験者の理解度の差を縮めることに成功した。

協力会社の職長からは「紙面ベースの説明会より説明しやすい」「初めての人にも分かりやすく、現場に非常にスムーズに入ることができた」という声が寄せられており、安全に対する意識向上にも確かな手応えが得られている。

毎年3月に進化する。姿勢分析・筋疲労分析から安全管理まで機能が年々拡充


GEN-VIRは毎年3月に新たな活用事例と機能追加の成果が発表されており、2023年の東名リニューアル工事への初適用から、2024年の本格活用、2025年の姿勢生成・筋疲労分析機能、そして今回のリスク見える化機能強化へと継続的に進化している。

大林組は今後も高速道路リニューアル工事をはじめとした現場でGEN-VIRを活用し、安全優先の施工と生産性向上・作業負担軽減を一体的に推進していく方針だ。






印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木のICT活用など、
デジコンからの最新情報をメールでお届けします

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。