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デジコン編集部 2026.3.25

3Dインフラ補修工検査システム「Hatsuly」がNETIS-VE評価へ昇格。「活用促進技術」に選定され公共工事での加点もより期待

CONTENTS
  1. 経済性・工程・品質・安全性・施工性の5項目で「従来技術より優れる」と評価
  2. 3D InfraLoopで点検から維持管理まで一気通貫へ。データを循環させる新しいインフラ管理
DataLabsは2026年3月24日、橋梁補修工事の出来形検査を3Dデータで効率化するシステム「Hatsuly(ハツリー)」が、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)においてVE技術へ昇格し、さらに「活用促進技術」に選定されたと発表した。

新登録番号は「KK-230066-VE」。

Hatsulyは、スマートフォンやタブレットで取得した3次元データをもとに、はつり深さや体積を自動算出し、寸法との自動比較および帳票の自動作成までを一気通貫で行えるインフラ補修工専用の検査アプリだ。

経済性・工程・品質・安全性・施工性の5項目で「従来技術より優れる」と評価


今回の評価会議では、「経済性」「工程」「品質・出来形」「安全性」「施工性」「環境」の6項目で審査が行われた。

「環境」のみ「従来技術と同等」となったが、その他の5項目すべてで「従来技術より優れる」と判定され、総合評価でも「従来技術より優れる」という高い評価を得た。


活用促進技術への選定により、公共工事の工事成績評定や総合評価落札方式での加点がより一層期待できるようになった。

また、これまで提出が求められていた「実施報告書」や「活用効果調査表」の提出が不要となり、手続きの負担が軽減されることで現場への迅速な導入が可能になる。

実際にHatsulyを利用したユーザーの68%が「今後も是非活用したい」と回答している。

3D InfraLoopで点検から維持管理まで一気通貫へ。データを循環させる新しいインフラ管理


DataLabsは今回の評価を足がかりに、3Dデータをインフラのライフサイクル全体で活用し続ける「3D InfraLoop」構想の実現を推進していく。



点検・調査から補修設計、施工、維持管理に至る一連のプロセスをデータでつなぎ、一度取得した3Dデータを次工程へシームレスに引き継ぐ仕組みを構築することで、i-Construction 2.0が掲げるインフラメンテナンスの省人化と長寿命化の両立を目指す。

老朽化インフラの維持管理が急務となる中、現場で公的評価を得た3Dツールとして、今後の普及が加速しそうだ。














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