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デジコン編集部 2026.1.28

大成建設、浮体式仮締切の喫水を遠隔自動管理する「T-Float Controller」を開発

CONTENTS
  1. 潜水士に頼らず、スマホやPCで「姿勢制御」
  2. 岡山県の現場で実証済み
大成建設は2026年1月、河川や湾岸での水上工事で用いる「浮体式仮締切」の喫水を遠隔で自動管理するシステム「T-Float Controller(仮締切)」を開発したと発表した。

従来のバラスト水調整作業を自動化・遠隔化することで、潜水作業のリスクを解消し、作業効率と安全性を大幅に向上させる。

潜水士に頼らず、スマホやPCで「姿勢制御」


「浮体式仮締切」は、鋼製の箱枠を水上で運搬し、現地で沈降させて設置する工法だが、従来は沈降・浮上の調整を目視や経験則に頼っていた。

また、バルブ操作のために潜水士が水中作業を行う必要があり、視界不良や流水による危険が伴っていた。


今回開発された「T-Float Controller」は、以下の特長を持つ。

  • リアルタイム自動制御: 複数のレベル計で喫水とバラスト水位を常時計測し、電磁弁を自動開閉して目標の深さと姿勢(水平)を維持する。
  • 潜水作業ゼロ: 遠隔操作で注排水が可能なため、潜水士による危険な水中バルブ操作が不要になる。
  • 異常時の自動停止: 設定した管理基準を超える傾きを検知した場合、自動で緊急停止し安全を確保する。

岡山県の現場で実証済み


本システムは、岡山県岡山市の「児島湾締切堤防排水樋門改修工事」で実証導入され、姿勢制御および沈降・浮上作業の自動化に成功している。

大成建設は、今後も生産プロセスのDXを推進し、水上工事における安全性と生産性の向上に取り組む方針だ。





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