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デジコン編集部 2026.1.22

東急建設、トンネル工事の危険作業ゼロへ。「支保工誘導システム」で人員40%削減

CONTENTS
  1. 切羽直下の「合図マン」が不要に
  2. 「見える化」と「微調整」で精度も向上
東急建設は、山岳トンネル工事における安全確保と担い手不足解消を目指し、「トンネル支保工誘導システム」と「3軸微調整機構付きエレクター」を導入したと発表した。

広島県の「安芸津バイパス木谷トンネル工事」での実証では、切羽(掘削面)直下への作業員の立ち入りを排除し、安全性を向上させただけでなく、支保工設置の人員を約40%削減することに成功した。

切羽直下の「合図マン」が不要に


従来の支保工(トンネルを支える枠組み)設置作業では、正確な位置を確認するために、作業員が切羽直下の危険な場所に立ち入り、重機オペレーターに合図を送る必要があった。

(画像左:トンネル支保工誘導システムと3軸微調整機構 付きエレクターによる支保工建て込み状況 /画像右:高精度な支保工建て込み完了部)

今回導入されたシステムでは、支保工に取り付けたプリズムをトータルステーションで自動計測し、設計位置とのズレをオペレーター席のモニターにリアルタイムで表示する。

これにより、誘導役の作業員が不要となり、危険エリアからの完全な無人化を実現した。

「見える化」と「微調整」で精度も向上


システムによる「位置情報の見える化」に加え、支保工を掴むエレクターに「3軸微調整機構」を搭載することで、熟練度に関わらず高精度な設置が可能になった。

実証では、鉛直・横断方向0~30mm、縦断方向±30mm以内という厳しい基準をクリアし、作業スピードも約20%アップした。




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