ニュース
デジコン編集部 2025.12.31

センシンロボティクスと小松市消防本部、自動ドローン基地で災害対応を迅速化。実証実験で有効性を確認

センシンロボティクス石川県小松市消防本部は12月11日、自動運用型ドローン基地「DJI Dock 3」を活用した災害対応ソリューションの実証実験を実施したと発表した。

地震や火災などの発災時を想定し、高所カメラの死角を補う「ドローンによる広域・多角的な状況把握」の有効性を検証した。

「DJI Dock 3」×「SENSYN CORE」で遠隔から状況把握


実証実験では、センシンロボティクスの開発プラットフォーム「SENSYN CORE」と、自動ドローン基地「DJI Dock 3」を連携させた。

小松市消防本部から遠隔操作でドローンを飛行させ、撮影した映像をリアルタイムで本部に配信(SENSYN CORE Monitorを使用)。以下の成果が確認された。

  • 迅速な初動対応: 指令から現場確認までの時間を短縮し、災害直後の状況を素早く把握可能に。
  • 広域情報の取得: 高所カメラでは見えないエリアも、上空からのズーム映像で詳細に確認(車両や人の有無、煙の発生など)。
  • 安定した映像配信: 遠隔地への映像伝送において、遅延や画質に問題がないことを実証。

小松市消防本部は、今回の結果を踏まえ、より迅速な災害対応と減災に向けた体制構築を目指すとしている。




印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木のICT活用など、
デジコンからの最新情報をメールでお届けします

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。