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デジコン編集部 2025.12.15

NTT e-Drone Technology、画像から鋼材の「腐食深さ」を推定するAIサービスを開始。国内初の実装

NTT e-Drone Technology(NTTイードローン)は、損傷解析AIサービス「eドローンAI」の新機能として、撮影画像から鋼材の「腐食深さ」を自動推定するサービスの提供を開始したと発表した。

これは、NTTアクセスサービスシステム研究所のR&D成果を活用したもので、目視では困難だった腐食による断面欠損量を画像のみで定量的に評価できる国内初の技術となる。

平均誤差0.29mmの高精度推定を実現


社会インフラの老朽化が進む中、鋼材の腐食による耐久性低下は深刻な課題となっている。

従来、腐食の深さを知るには超音波測定などの接触検査が必要で、足場設置などのコストや手間が大きな負担となっていた。


今回提供される「腐食深さ推定」機能は、ドローンやスマートフォンのカメラで撮影した画像データを解析し、腐食による鋼材の欠損量を推定するものである。実際のインフラ構造物で実証を行い、平均誤差0.29mmという高い推定精度を実現している。

本サービスは「eドローンAI」の錆検出機能のオプションとして提供され、錆の領域検出と腐食深さの推定を同時に行うことが可能だ。

また、同じくオプションとして、コンクリートの「剥離」「鉄筋露出」「漏水」「遊離石灰」を検出する機能もあわせてリリースされた。






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