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デジコン編集部 2025.9.1

飛島建設が建機CO₂排出量算出システム開発。稼働状況可視化で環境負荷管理

飛島建設が建設機械の稼働を可視化し、CO₂排出量を高精度で算出する新システムを開発した。

マグネット式センサーで建設機械に簡単に取り付けでき、LTE-M通信で稼働データを継続的に取得する仕組みだ。

マグネット式センサーで通勤型・常駐型機械に柔軟対応


開発されたシステムは寸法12.5cm×12.5cm×7.5cm、重量0.47kgのコンパクトな設計で、IP67の防塵・防水性能を有している。

LTE-M(Cat.M1)通信方式を採用し、単1電池3本で動作する構造となっている。
〈振動センサー((株)IoTBank製)〉


脱着が可能なマグネット式の採用により、日々現場に出入りする「通勤型」の建設機械にも短時間で容易に取り付けが可能である。

「常駐型」の建設機械では初回の取り付けのみで継続的に稼働データを取得できる利便性を持っている。

〈webアプリ画面(ホーム)〉〈webアプリ画面(機器一覧)〉


建設機械の外面に取り付けられるようマグネット4個を備えているが、キャビンを有する建設機械ではキャビン内に置いておくだけでも所定の振動を感知可能な設計だ。

このシステムにより建設現場における環境負荷の「見える化」が実現し、CO₂排出量の削減に向けた具体的な対策立案が可能になる。




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デジコン編集部

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