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デジコン編集部 2025.9.1

応用地質が相模原市で土砂災害対策実証実験開始。表層傾斜計センサーで予兆検知

応用地質が神奈川県相模原市と共同で、土砂災害から地域を守る新たな対策検討を目的とした実証実験を開始した。

表層傾斜計センサー「クリノポール」と土砂ハザードモニタリングシステムを活用し、斜面の早期予兆検知を目指している。

2026年3月まで継続運用で危機管理オペレーション高度化


実証実験は2025年9月1日から2026年3月31日までの予定で実施され、相模原市が実証実験場所の提供とシステム試用を担当する。

応用地質はセンサー・システムの無償提供、設置・メンテナンス、土砂災害予兆に関する情報表示の検討、新たな危機管理オペレーションの提案を行う役割分担となっている。

同社が開発した表層傾斜計センサー「クリノポール」と土砂ハザードモニタリングシステムを設置・運用することで、斜面のモニタリングや土砂崩れの予兆を早期に検知する可能性を検証する。


これにより危機管理オペレーションの高度化を実現し、実証実験を通じて土砂ハザードモニタリングシステムの有用性を検証する計画だ。

応用地質は「人と地球の未来にベストアンサーを。」を経営ビジョンに掲げ、地球科学に基づく深い知見とデジタル技術のイノベーションを通じて、困難な課題の最適解を追求している企業である。

自然災害の激甚化やインフラの老朽化といった課題が増大する中、地域の防災・減災に役立つ新たな土砂崩れ対策の実施を目指す取り組みとなっている。




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デジコン編集部

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