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デジコン編集部 2025.8.29

大林組ら3社、建設現場にドローン1年間常設。遠隔自動測量の継続運用に成功

リベラウェア、KDDIスマートドローン大林組の3社が、建設現場に自動充電ポート付きドローンを1年間常設し、目視外飛行による遠隔自動測量の継続運用に国内初成功した。

上信越自動車道の落石対策工事において、週次測量を高精度に可視化することを実現している。

従来2人で2日間の作業を約20分の遠隔運航で実現


上信越自動車道北野牧トンネル周辺では、坑口上の約70mの崖に約9万5,000m3もの岩塊が残存しており、NEXCO東日本が供用中の高速道路を止めることなく岩盤を段階的に掘削するプロジェクトを実施している。

従来は搬出する掘削土の質量をトラックスケールで計測し、その値から体積を推定していたが、精度の高い進捗管理には多くの手間や調整が必要であった。

また測量による管理も可能だったが、掘削面は日々変化するため、定期的な現場測量は時間と労力の負担が大きく現実的ではない課題があった。


今回の取り組みでは、大林組がKDDIスマートドローンの遠隔運航サービスを活用し、自動充電ポート付きドローンを現場内に設置した。

毎週、東京都内のオフィスでドローンを遠隔運航し、ドローンポートからの自動離着陸、現場全体の撮影、撮影データのクラウド転送までの作業を継続運用している。

従来は現場でドローンを操縦し、その後の点群データ生成と解析に2人で2日間かかっていた作業を、約20分の遠隔運航により現場では無人で実現可能であることを確認した。

2024年7月の運用開始以降、チャットアプリによる現場の退避状況や天候などの安全確認を併用して1年間無事故で週次のリモート測量を継続運用することに成功している。




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