JOHNAN。中国ハイドロテック社の水中測量機器の日本国内販売を計画。5月16日にウェビナーを開催

JOHNANは、Beijing Hydro-Tech Marine Technology社が開発するマルチビーム測深器などの水中測量機器シリーズの日本国内での販売を予定している。

高精度・軽量設計で価格競争力も備えた「MS400シリーズ」を中心に展開。測量・インフラ管理・災害対策での活用に期待

ハイドロテック社は、マルチビーム測深器、サイドスキャンソナー、音響画像ソナー、音速度センサー、慣性航法システムなど、水中探査機器の開発を手がける中国の企業である。

同社の製品群は、高精度、軽量・小型設計、低消費電力を特長としている。調査船から無人水上艇（USV）、さらにはROVやAUVへの統合も容易な設計となっている。





JOHNANは、ハイドロテック社の代表製品である「MS400シリーズ」を中心に、水中測量・探査機器のラインナップを日本市場に展開する計画だ。

価格面で競争力が高く、日本国内における測量・インフラ管理・災害対策など幅広い分野での活用が期待される。

JOHNANはこれまで、ROV「MOGOOLシリーズ」などの水中ロボティクス製品を展開してきた実績がある。

今回の製品導入により、水中機器のラインナップをさらに強化する狙いがある。

2024年9月に日本ROV協会主催で開催された第2回海洋機器デモンストレーションでは、実際に船上にて製品デモを実施した。

同年12月には「世界各国のマルチビーム測深機を集めた合同セミナー」で本製品の詳細な発表を行い、いずれも高い評価を獲得している。

JOHNANは5月16日にウェビナーを開催し、国内展開を本格化する予定だ。

日本の水中測量市場に新たな選択肢をもたらすことで、海洋調査の効率化とコスト削減への貢献が期待される。