高速道路工事の車線規制をIoTで監視。生成AIとGPSで保安設備をリアルタイム管理。鉄建建設とMODE

鉄建建設とMODE社は、高速道路のリニューアル工事における車線規制管理の効率化を目的とした実証実験を開始したと発表した。

IoTと生成AIを活用した車線規制の可視化

実証実験では、車線規制時に設置される保安設備にGPSデバイスを取り付け、交通規制範囲の位置情報をリアルタイムで地図上に表示する。

高速道路の床版取替工事は一般交通を確保しながら実施するため、規制帯の適切な管理が工事の安全性と交通の円滑化に不可欠となっている。

MODE社のIoTプラットフォーム「BizStack」と生成AI技術を搭載した「BizStack Assistant」を活用し、規制帯起点・終点及び工事車両出入口の位置情報を常時監視する。

現場に設置したカメラ映像は、チャットアプリを通じて生成AIに指示することで確認が可能となり、現場管理者の巡回負担を軽減する。

さらに規制区間情報や規制開始・終了時刻などの履歴を自動記録することで、道路管理者への報告業務の効率化と情報の透明性確保を実現する。

鉄建建設は今後も建設現場へのIoT技術や生成AIの導入を積極的に進め、安全管理と業務効率化に取り組む方針である。