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デジコン編集部 2024.10.17

鹿島、建設業の担い手確保に向け新制度を創設

鹿島建設は、建設業界の喫緊の課題である担い手確保に向けて、「次世代の担い手確保活動奨励制度」を新たに創設した。

この制度は、同社の協力会社約5,400社を対象に、技能体験会や出前授業など、担い手確保に資する活動を奨励するものである。

建設業界の高齢化問題に挑む


建設業界では、65歳以上の技能者が全体の約2割を占め、高齢化が進行している。

近い将来、高齢技能者の大量離職が懸念される一方、若手入職者の不足が深刻な問題となっている。

鹿島の新制度は、この課題に正面から取り組むものだ。

制度の内容と今後の展開


本制度では、協力会社の担い手確保活動に必要な経費の50%、最大200万円を助成する。

対象となる活動には、技能体験会や出前授業、複数社合同での入職式などが含まれる。

第1回の募集では、10件の取り組みが選定された。

鹿島は、これらの活動を定期的にフォローアップし、優良事例を全国的に展開する予定だ。

建設業界全体への波及効果


この取り組みは、鹿島単独の問題解決にとどまらず、建設業界全体の担い手確保につながることが期待される。

技能体験会や出前授業を通じて、若者に建設業の魅力を伝える機会が増えることで、業界全体のイメージアップにも寄与する可能性がある。

鹿島は今後も、協力会社と連携しながら、次世代の担い手確保に向けた取り組みを継続的に推進していく方針だ。



参考・画像元:鹿島建設株式会社プレスリリースより


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デジコン編集部

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