ニュース
デジコン編集部 2024.7.19

国土交通省、「令和6年度優良工事等表彰」の表彰式を開催!工事2件、技術者1名受賞

国土交通省は、大臣官房官庁営繕部における「令和6年度優良工事等表彰」の表彰式を開催し、工事2件、技術者1名の表彰を行った。

官庁営繕部では、技術・品質の向上及び円滑な事業の推進に資することを目的として、前年度に完了した工事等の中から、その施工、成果が優れているものであって、他の模範となるものを選定し、官庁営繕部長から表彰を行っている。

今年度の受賞者一覧


優良工事表彰


  • 受賞者:鹿島建設株式会社 東京建築支店
  • 工事名 :中央合同庁舎第4号館改修(20)建築その他工事
  • 選定理由:
    本工事は、経年劣化した外部建具等の更新を行う工事。 施設を使用しながら行う改修工事であり、騒音等に配慮する必要があること、外部バルコニーと事務室内の外部建具まわりを作業スペースとして使用することから、入居官署の業務への影響を最小限に抑えるための施工計画や工程管理が求められた。

    仮設工事において、外部足場に代えてバルコニーの外周に二重ネットを張ることで、採光を確保し、執務環境の確保に努めるとともに、事務室と作業スペースを区画する仮設間仕切は作業スペース側から設置できるタイプのものを採用し、事務室内の什器の移動を最小限に抑え、入居者の負担を軽減した。

    また、外部建具のユニット化の採用により、施工品質の向上のみならず、現地作業の省力化による作業時間の短縮等による生産性の向上を実現するとともに、騒音の抑制等を実現し、結果として入居官署の業務への影響を最小限に抑えることに成功した。 


  • 受賞者:特許庁総合庁舎改修(20)電気設備工事東光・九電工特定建設工事共同企業体
  • 工事名:特許庁総合庁舎改修(20)電気設備工事
  • 選定理由:
    本工事は、竣工後30年を経過した庁舎の機能回復を図るための電気設備の更新を行う工事である。 施設を使用しながら行う改修工事であり、業務への影響を最小限に抑えるための施工計画や工程管理のほか、電力工事においては、特許審査業務が支障なく行えるよう、堅牢かつ確実な施工が求められた。

    電力工事において、分電盤・動力制御盤とケーブルとの接続に圧着作業が不要な端子台を採用するとともに、OAフロア内配線の事前準備を的確に行うことにより、施工品質の向上のみならず、作業の効率化による作業時間の短縮等による生産性の向上を実現し、結果として堅牢かつ確実な施工を実現した。

    また、施設管理者と定期的な打合せを実施し、停電等による業務への影響を最小限に抑えた施工計画を策定するとともに、綿密な調整と的確な工程管理を行うことで、安全かつ入居者の業務に支障をきたすことなく工事を完成させた。 

優秀工事技術者表彰

 
  • 工事名:中央合同庁舎第4号館 改修(20)建築その他工事
  • 職 名:現場代理人兼監理技術者
  • 受賞者:工藤 光嗣
  • 選定理由:
    本工事の現場代理人兼監理技術者は、事前調査や下請業者との調整を入念に行い、施設管理者及び入居官署と詳細な工程調整を行うとともに、的確に工程管理を行い、改修内容や作業工程をきめ細やかに説明することにより、関係者と良好な関係を構築し、円滑に工事を実施した。

    また、工事の作業性を確保しつつ、執務環境の確保や入居者の負担軽減に配慮した仮設計画を立案し、外部建具工事の施工品質や生産性の向上、執務環境の確保に資する施工計画を立案するとともに、計画に基づき品質管理及び安全管理を的確に実施した。 



参考:国交省プレスリリース


印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木の未来を
ICTで変えるメディア

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。