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デジコン編集部 2024.5.29

Terra Drone、精度±5cmのSLAM技術を活用した「ハンディ型3Dスキャナー」発売

Terra Droneは精度5センチのSLAM技術を用いたハンディ型3Dスキャナー「Terra SLAM RTK」の販売を開始した。

SLAMは、Simultaneous Localization and Mappingの略で、レーザ点群の特徴点をマッチングして、自己位置と点群を同時に行う技術だ。

トータルステーション(TS)など既存の測量手法で計測後に作成した平面図と、Terra SLAM RTKで取得した点群データを重ね合わせることで、測量平面図の作成やICT起工/出来形の測量に使用できる。


他にも、設備点検やBIMCIMへの活用など、実用的で高精度な3次元測量を特別な知識がなくても誰でも、ワンタップで簡単に計測が始められる。

複雑な計測場所でも、計測したいエリアを歩くだけ。ループフリー機能で、歩く場所や歩き方を気にせず点群を取得できるのも利点だ。

リアルタイムでセンチ級の測量に対応する「ネットワーク型RTK測量機能」を備え、対空標識を設置せずに、容易に座標情報を有する点群を取得する。GNSS受信機としての普段使いも可能のため、SLAMの活用頻度が少なくても費用対効果が見込める。


オリジナルデータを作成する点群解析ソフト「Terra Cloud」が付属しているため、簡単に点群を出力し、災害対応でも即座に成果物を作成できる(成果物に応じて別途料金が発生)。

スキャンレートが32万点/数、レンジが80メートル、FOVが360×270度、解像度が15Mピクセル。-20~+50℃で動作する。重さは1.9キロ、バッテリー作業時間は1時間(ホットスワップ可)となっている。

Terra Droneの多くのドローン運用のサポート経験から、初めて3次元計測を行うユーザーに対して、問い合わせ対応と現場に応じたカスタマーサポートの体制を整備している。





参考・画像元:Terra Droneプレスリリース
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デジコン編集部

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