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デジコン編集部 2025.6.23

インタープレジデントが建設・インフラ分野で事業承継マッチング開始。株式譲受資金も拠出

インタープレジデントが運営するインフラテック・ジャパンが、建設・土木、インフラメンテナンス、建物・設備メンテナンス分野に特化した事業承継マッチング・プロジェクト「インフラ事業承継」を開始した。

事業承継したい企業と経営者になりたい個人をつなぐプラットフォームで、株式譲受に必要な資金も同社が拠出する仕組みとなっている。

中小企業90%超の業界で高齢化による後継者不在問題に対応


対象分野では中小企業が90%以上を占め、経営者の高齢化と経営後継者の不在により事業承継問題に直面するケースが増加している。

同プロジェクトでは、事業承継したい企業と経営者になりたい個人をマッチングし、事業承継を成功に導くことを目的としている。

株式譲受に必要な資金はインフラテック・ジャパンが拠出し、原則として同社が大株主となる仕組みを採用している。

新経営者の要望があれば、インフラテック・ジャパンと新経営者が合同で出資し、株式保有比率も相談可能となっている。




事業承継完了後も、経営企画、事業運営、マーケティング・営業、広報、人材採用・人材育成、現場DX、経営管理、財務管理などを同社がトータルで伴走支援する。

募集対象となる企業は、建設・土木分野では建設会社、土木会社、建設コンサルタント会社、解体会社、地盤改良工事会社などとなっている。

インフラメンテナンス分野では、橋梁、トンネル、道路、上下水道管、発電所など各種インフラの点検・診断・補修・補強を手掛ける企業が対象である。

建物・設備メンテナンス分野では、プラント、工場、ビル、マンション、各種設備などの点検・診断・補修・補強を手掛ける企業を募集している。

事業承継したい個人については、該当業種での経営者経験がある方、事業責任者経験がある方、技術者としての経験がある方、現場業務経験がある方のいずれかに該当することが条件となっている。


プロジェクトの流れは、企業と個人のマッチング、面談・会社訪問、事業承継に向けた打ち合わせ、事業承継プランの合意、株式譲渡契約・手続きを経て事業承継完了、その後の経営・財務面サポートという段階で進行する。

企業からの問い合わせは同社のコンタクトフォーム、個人からの問い合わせは専用のGoogleフォームで受け付けている。






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