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デジコン編集部 2026.1.9

北海道新十津川町とKDDIスマートドローン、役場屋上にドローンポートを常設。クマ出没時の即時対応を強化

CONTENTS
  1. 夜間でも自律飛行、猟友会とも連携
  2. 法的環境の変化も後押し
北海道新十津川町とKDDIスマートドローンは、新十津川町役場の屋上にドローンポート「Skydio Dock for X10」を常設し、クマ出没時の遠隔監視運用を開始したと発表した。

近年、北海道全域で市街地へのクマ出没が増加しており、住民の安全確保が急務となっている。

本取り組みは、ドローンの遠隔自律飛行技術を活用することで、出没情報の通報から現場確認までの初動を迅速化し、安全な地域づくりを目指すものである。

夜間でも自律飛行、猟友会とも連携


今回導入された「Skydio Dock for X10」は、ドローンの自動離発着および自動充電が可能な格納庫である。


クマなどの有害鳥獣が活動しやすい夜間においても自律飛行が可能で、搭載された可視光カメラとサーマルカメラを併用することで発見率を高める。

具体的な運用フローは以下の通りだ。

  • 即時出動: クマ出没情報を受け、遠隔操作でドローンが現場へ急行。
  • 状況確認・追い払い: 上空からクマを捜索。発見時はスピーカーでの追い払いや、位置情報の猟友会への共有を行う。
  • 周辺監視: クマが見つからない場合も、周辺エリアの上空監視を行い、住民の安全を見守る。

法的環境の変化も後押し


これまで課題だった法的制約についても、地方自治体からの依頼によるクマ対策の飛行は、航空法の特例適用(第132条の92)が認められうるという見解が示され、制度環境が整ってきたことが常設化を後押しした。

KDDIスマートドローンは、地元猟友会との連携やドローン講習も進めており、地域人材による運用体制の構築も支援していく。

同社は将来的に、全国1,000カ所へのドローンポート配備を目指している。





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