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デジコン編集部 2025.10.3

GMO AI&ロボティクス商事がロボット人材派遣にヒューマノイドロボット「PM01」追加。2026年1月から派遣開始

GMO AI&ロボティクス商事は、ロボット人材派遣型サービスにEngine AI社が開発するヒューマノイドロボット「PM01」を新たに追加し、2026年1月より派遣を開始すると発表した。

世界初の前方宙返りを達成したロボットとして注目を集めている。

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PM01は、世界で初めて前方宙返りを成功させたヒューマノイドロボットとして、優れたパフォーマンスを発揮し、イベントや展示会において圧倒的な演出力を実現する。

制御プログラムや動作アルゴリズムの実装が可能であり、学術機関・企業研究所にとって魅力的な研究対象となる。

PM01胸部にある操作画面は、アイアンマンに着想を得たもので、操作インターフェースの洗練性と未来感を兼ね備えている。


スペックは、身長が約1.38メートル、重量が約40キログラム、自由度が全身で24軸、最大移動速度が秒速2メートルとなっている。

腰部回転は約320度の自由回転が可能な腰関節を有しており、複雑な動作や高難度の動きにも対応可能である。

電池・バッテリーはクイックリリース方式のバッテリーで、10000mAhであり、稼働時間は約2時間となっている。

コンピューティング・制御アーキテクチャは、主にIntel N97チップとNVIDIA Jetson Orinを使用し、リアルタイム制御や運動計画、環境認識などの処理をこれらで賄っている。

センサーなど認識系は、深度カメラ、ステレオビジョン、LiDARや視覚カメラなどを搭載し、環境認識、障害物回避などに対応している。

ソフトウェア・オープン性は、ROSとの互換性、オープンソースのAIフレームワーク等が使える設計で、教育用途や研究用途にも開きがある。

同社は2025年4月よりロボット人材派遣型サービスを展開し、Unitree社「G1」を中心にエンターテインメント領域や研究機関、実証実験現場に派遣してきた。

また、2026年2月には、UBTECH Robotics社の「Walker E」の派遣も予定している。

ロボット人材派遣型サービスは、最新型ヒューマノイドロボットを人材派遣型で提供するサービスで、従来のレンタルサービスとは異なり、顧客の用途や要望に合わせたロボットの動作プログラムを組み込むことで、多様かつ柔軟なニーズに応える。

エンターテインメント領域における新たなコンテンツ創出や、話題性を伴うブランドプロモーション、製造現場での実証実験など、ヒューマノイドロボットを活用した幅広いシーンで展開している。




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