
清水建設は9月2日、東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH」街区の「Torch Tower」において、低層部ファサードを特徴づける巨大な斜め鉄骨柱の建方作業を開始したと発表した。
地上62階・高さ約385mの日本一の超々高層ビル建設において、外殻制振構造の主要構成要素となる技術である。
今回着手した斜め鉄骨柱は、超々高層ビルを支える構造体「ダイヤグリッド架構」を構成するもので、斜め鉄骨柱と鉄骨梁で構成する三角形フレームが地震時の建物の揺れを抑制する。

一周約400mの建物全外周にわたり高さ約52mまで連続構成されるダイヤグリッド架構は、鉄骨総重量約1.1万トンで建築構造体として国内最大級の規模となる。
現代の建築鉄骨工事で合理的に可能な最大級の大断面(断面1.4m×1.6m、最大板厚90mm、部材最大重量28.4t)を備えた斜め鉄骨柱を使用している。
(外殻制振構造架構図(左)とダイヤグリッド架構図)
タワー重量約80万トンの約4割強にあたる約32万トンを支える重要な構造体として機能する。
建物北東コーナー部を先行して建方を進め、2025年10月頃に第1節、2026年2月頃に第4節(9階床高さ)の建方完了を予定している。
三菱地所設計が10年以上の歳月をかけて開発した「外殻制振構造」と清水建設の施工技術により、400mクラス超々高層ビルの実現に向けた新たなステージに入った。
地上62階・高さ約385mの日本一の超々高層ビル建設において、外殻制振構造の主要構成要素となる技術である。
ダイヤグリッド架構で建物重量の4割強を支える構造体を実現
今回着手した斜め鉄骨柱は、超々高層ビルを支える構造体「ダイヤグリッド架構」を構成するもので、斜め鉄骨柱と鉄骨梁で構成する三角形フレームが地震時の建物の揺れを抑制する。

一周約400mの建物全外周にわたり高さ約52mまで連続構成されるダイヤグリッド架構は、鉄骨総重量約1.1万トンで建築構造体として国内最大級の規模となる。
現代の建築鉄骨工事で合理的に可能な最大級の大断面(断面1.4m×1.6m、最大板厚90mm、部材最大重量28.4t)を備えた斜め鉄骨柱を使用している。

タワー重量約80万トンの約4割強にあたる約32万トンを支える重要な構造体として機能する。
建物北東コーナー部を先行して建方を進め、2025年10月頃に第1節、2026年2月頃に第4節(9階床高さ)の建方完了を予定している。
三菱地所設計が10年以上の歳月をかけて開発した「外殻制振構造」と清水建設の施工技術により、400mクラス超々高層ビルの実現に向けた新たなステージに入った。
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