Malmeと中央コンサルタンツが生成AI共同研究開始。橋梁BIM/CIMモデル自動生成に挑戦

Malmeが中央コンサルタンツと、生成AIを活用した「橋梁上部工BIM/CIMモデル自動生成」の共同研究を9月より開始した。

設計分野における生産性向上を目指し、テキストベースから直接3次元モデルを生成する技術開発を進める。

Text to BIM技術で設計工程の省力化・効率化を実現

同研究では、Malmeが重点領域として取り組んでいるLLMを用いて自然言語から直接3次元モデルを生成する「Text to BIM」技術を活用する。

中央コンサルタンツと協力して生成AIを用いてテキストベースの設計データから直接3次元モデルを生成できる仕組みを構築するため、概念実証（PoC）を実施する計画だ。

これにより設計の検討工程における3次元データの活用に向けた省力化・効率化を図り、BIM/CIMモデルを活用した3次元設計の標準化を目指している。

初期段階では橋梁予備設計のデータを対象としているが、技術者の持つイメージをそのままモデル化する「Vision to Model」を念頭に、汎用的な3次元モデル生成をサポートする技術として開発を進める方針。

将来的には既存の図面資料や現地計測結果などを活用したモデル生成についても研究開発を進めていく予定である。