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デジコン編集部 2025.8.7

ミツフジ、スマートウォッチ新モデルを発売。転倒検知機能を追加し作業者の安全管理を強化

ミツフジは8月7日、e-SIM通信機能を搭載したスマートウォッチ「MITSUFUJI 03 25モデル」の販売を開始した。

現場からの要望が特に多かった転倒検知機能を新たに搭載し、作業者の体調・位置・緊急時アラートをリアルタイムで一元管理できるシステムを実現している。

熱中症対策義務化に対応、脈波から猛暑リスクを可視化


新モデルは2025年6月1日から職場での熱中症対策が法的義務化されたことを受け、過酷な環境下で働く従業員の体調変化に即応し、安全を確保することを目的として開発された。

従来の体調可視化やGPSによるリアルタイム位置情報の取得に加え、転倒検知機能を新たに搭載している。

万が一の際には管理画面やメール、アプリを通じて即座にアラートを発信し、迅速な初動対応を支援する仕組みとなっている。

脈波をもとに猛暑リスク、ストレス、コンディション、集中度を可視化する機能により、作業者の状態を数値化して管理することができる。

猛暑リスクについては、脈波から深部体温の上昇・下降の変化を推定する技術(特許第7175473号・出願中)を活用している。

GPS機能によりリアルタイムでの位置情報取得が可能で、管理者はPCやスマートフォンから複数作業者の状態を遠隔で一元管理できる。

デバイスにはメモリ機能が搭載されており、通信が途切れた場合でも24時間分のデータを抽出・分析することが可能である。

操作性と視認性を向上させるため、デバイスの設計を見直し、現場でより快適に利用できる仕様に改良されている。

希望小売価格は71,500円(税込、通信費・システム管理費・無料アプリケーション込み)で、契約期間は2年間となっている。

故障・修理は無償対応で、防塵・防水性能はIP67を備えている。

バッテリー持続時間は満充電時で22時間、充電時間は2時間の仕様である。

搭載機能には時計、歩数、脈拍、猛暑リスク、ストレス、コンディション、集中度、緊急通知(SOS発信)、GPS、転倒検知、一元管理、着脱検知、勤務時間管理が含まれている。

発送は2025年8月中旬より順次開始される予定で、今後はパトライト社との連携サービスもオプションとして提供予定である。

データ分析により見守り状況のレポート化も可能で、多機能スマートウォッチとしても活用できる製品となっている。





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デジコン編集部

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