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デジコン編集部 2025.6.25

伊藤忠エネクスが国内道路工事で初のリニューアブルディーゼル使用。岩手県の道路補修工事でCO2排出を大幅削減

伊藤忠エネクスが岩手ニチレキが岩手県から受注した道路補修工事で使用する作業車両に、次世代バイオ燃料であるリニューアブルディーゼルを納入した。

道路補修工事におけるリニューアブルディーゼルの導入は全国初の事例となり、道路補修工事における二酸化炭素排出を抑えて脱炭素社会の実現に貢献する取り組みとなっている。

食用油・廃動植物油原料でCO2を実質100%削減するカーボンニュートラル燃料


リニューアブルディーゼルは食料と競合しない食用油や廃動植物油などを原料とするバイオ起源の燃料である。

温対法・省エネ法の報告においてエネルギー使用量算定の対象外となっており、CO2を実質100%削減できるカーボンニュートラル燃料として位置づけられている。

LCA(ライフサイクルアセスメントベース)でのCO2排出量も軽油と比較して最大90%削減できる特徴を持っている。

ニチレキグループは2050年のカーボンニュートラル実現に向け、環境に配慮した高付加価値製品・工法の提供や資源再利用の促進、グリーン電力への切り替え等、環境負荷軽減を意識した取り組みを行っている。



今回の道路補修工事では、作業車両にリニューアブルディーゼルを使用することで従来の軽油使用時と比較して大幅なCO2排出削減を実現している。

伊藤忠エネクスは経営理念「社会とくらしのパートナー ~エネルギーと共に・車と共に・家庭と共に~」のもと、エネルギーとサービスをお届けすることを使命としている。

人々の豊かなくらしと持続可能な社会の発展に貢献することを目指し、サステナビリティ方針の一つに「事業を通じたカーボンニュートラル社会への貢献」を掲げている。

リニューアブルディーゼルの流通拡大を通じてサーキュラーエコノミーおよび脱炭素社会の実現を目指している取り組みの一環となっている。





参考・画像元:伊藤忠エネクスプレスリリースより

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