兵庫の東洋物産工業。創業65年で7月に「トーヨーセーフティ」へ社名変更。企業理念を「前を向く意思を護る」に刷新

東洋物産工業は、2025年7月1日に社名を「トーヨーセーフティ」へ改称し、企業理念を再定義すると発表した。

創業65年のヘルメットメーカーが「安全の再定義」を掲げ、CI一新とともに「挑戦を支える」ブランドへ生まれ変わる。

新ミッション「前を向く意思を護る」で挑戦リスクゼロ社会を目指す

高度経済成長期に「安全を守る」ヘルメットメーカーとして創業以来、同社は安全衛生保護具の企画・開発・製造を通じて、労働環境の向上と現場の安全を支えてきた経緯がある。

しかし現在、時代が求める「安全」は、物理的な防護だけでなく、ライフスタイルや価値観を含むもっと広い意味での安心へとシフトしつつある状況である。

そうした社会の変化に応えるべく、同社は「安全の再定義」を掲げ、企業ビジョン・CI（コーポレート・アイデンティティ）を刷新している。

特に、ロゴ・カラー・ブランドステートメントも一新し、「信頼」と変化への対応が共存するブランドへと生まれ変わる方針である。


新たな企業理念では、ミッションを「前を向く意思を護る」と定義し、人がすべての力を尽くそうとする時、前だけを見据え進む勇気をつくることを使命としている。

また、ビジョンでは「挑戦リスクゼロ社会を実現する」ことを掲げ、挑戦を妨げるあらゆる不安を取り除き、誰もがチャレンジを楽しめる社会をつくることを目標としている。

さらに、スローガンとして「挑み支度」を設定し、挑戦するすべての人が安心して前に進めるよう、「挑み」を整えるパートナーとして社会に新たな価値を提供していく姿勢を示している。

提供価値として「挑む人を支える5つの指針」を掲げ、安全性能、快適性能、デザイン性、開発力、向き合い力を柱に据えている。

今後トーヨーセーフティは、ブランドイメージの統一により社内外での一貫性を高め、企業価値の向上を図る計画である。

新たなミッション「前を向く意思を護る」のもと、安全性と信頼性に基づいた製品・サービスを強化し、価値提供を続けていく方針である。