トヨタのWoven City第1期が完成。2025年秋から360人規模の実証実験を開始

トヨタ自動車は「米国CES 2025」にて、静岡県裾野市に建設中のモビリティ実証都市「Woven City」の第1期工事完了を発表した。

人とモビリティの未来を実験する住民参加型の実証都市

Woven Cityは、自動運転やロボット技術など次世代モビリティの実証実験を行う「生きた実験場」として設計されている。





約5万平方メートルの第1期エリアでは、ダイキン工業の「花粉レス空間」、日清食品の新食文化創造、UCCの未来型カフェなど、5社との実証実験を予定する。

住民を「Weavers（ウィーバーズ）」と呼び、新技術への生活者視点でのフィードバックを提供する役割を担う。

2025年秋以降、トヨタグループ関係者とその家族約100名が入居を開始する。

最終的には全エリア約70.8ヘクタールに2,000人規模の居住を目指す。

企業やスタートアップ向けのアクセラレータープログラムを2025年夏から募集開始する。

ウーブン・バイ・トヨタは、インターステラテクノロジズへの出資を決定し、宇宙分野への展開も視野に入れている。

東富士工場の既存建屋を一部保存し、モノづくりの拠点としてリノベーションを進めている。