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デジコン編集部 2024.3.6

20秒でデジタルツインを生成するカメラ「Matterport Pro3」に高密度スキャン機能追加!

米Matterportは3D LiDARスキャナーデジタルカメラ「Matterport Pro3」に、高密度スキャン機能を新たに追加した。高密度スキャン機能は、現在はβ版として、全てのPro3ユーザーに提供する。

Pro3は、これまで撮影が難しかった直射日光が当たる屋外施設にも、Matterportシリーズ初のLiDARスキャナー搭載で対応した3Dスキャンカメラ。

最大100メートルの範囲を1スキャン20秒未満で測距し、4Kにも応える高精細な建築現場のデジタルツイン生成が実現する。

β版の高密度スキャンは、現場の状況を計測して3Dデータ化する「As-built(アズビルド)」のモデリングを今まで以上に簡素化する。

As-builtは通常、点群ファイルの形式でレンダリングし、設計・施工、設備管理に使うBIM作成の基礎データだ。

高密度スキャンによって、1回あたりの点群データは、Pro3のスキャンモードと比較して6倍の密度となる500万点以上を取得

土木・建築現場や商業施設、その他の複雑な構造を持つ建物の細部や繊細な箇所までを精密に捉える。

スキャンした高密度な点群データは、E57ファイルの形で取得し、Autodesk RevitなどのBIMソフトウェアにインポートできる。これまで高額で難しかったAs-builtモデリングがより手軽になり、導入の障壁が低減される。

スキャン時には、3つの密度オプションから選択。標準密度は20秒以内で80万点の点群データ、中密度は45秒以内で150万点、高密度は2分以内で500万点の各取得時間でそれぞれの密度の点群データが得られる。




参考・画像元:Matterportプレスリリース
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デジコン編集部

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