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デジコン編集部 2024.2.16

中央開発の3Dマッピング技術「Nソナー」、第7回インフラメンテナンス大賞を受賞。釣りの魚群探知機を応用。

中央開発(東京都)は、2第7回インフラメンテナンス大賞 優秀賞を受賞した。

受賞技術は、「遊漁用魚群探知機を用いた3Dマッピング技術の​ダム堆砂状況調査への適用​」。

第7回インフラメンテナンス大賞は、国土交通省ら8省庁が協働し主催している。


国内における社会資本のメンテナンスに係る優れた取組や技術開発を表彰し、好事例として広く紹介することにより、国内のインフラメンテナンスに関わる事業者、団体、研究者等の取組を促進し、メンテナンス産業の活性化を図るとともに、インフラメンテナンスの理念の普及を図ることを目的として実施されている賞だ。

中央開発が受賞した技術は、魚群探知機をダム現場に応用し、マルチビーム測量成果に準じた精度での水底地形の把握を安価に実現したもの。

(Nソナーの河川分野への適応事例。橋脚の洗掘状況が可視化されている)

ダムの堆砂状況の把握は管理上の最重要課題の一つで、その調査手法として採用されている音響測深法は、従来からのシングルビームによる方法に代えて、マルチビーム等による面的測量が可能な手法の採用が望ましいとされているが、高価で高度な解析が必要なことから、広く実施されていなかった。

機動的な貯水池内堆砂特性の把握と土砂管理コストの縮減に貢献していること、既存技術の活用で汎用性が高く、業務効率を高める技術であることが評価された。


参考・画像元:中央開発プレスリリース
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デジコン編集部

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