清水建設は2026年2月、既存の超高層ビルの地下構造体を活用することで、建て替え工事の工期を大幅に短縮する新工法「Re-GENUS BASE(リジェナス・ベース)」を開発・実用化したと発表した。
本工法は、東京都千代田区で進行中の「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 サウスタワー(地上46階、高さ約230m)」に初適用されており、地下工事において13カ月の工期短縮を実現している。
超高層ビルの建て替えでは、地上階の解体と並行して地下階を構築する「逆打(さかうち)工法」が一般的だが、これには新築柱を支えるための「仮設杭」を新たに打設する必要があった。

「Re-GENUS BASE」は、解体するはずの既存ビルの地下底盤(ピット部)を再設計・補強し、そのまま新築柱を支える基礎として活用する。

これにより、大規模な仮設杭の打設や、重機を入れるための埋め戻し作業が一切不要となり、劇的な工程短縮が可能となった。
工期短縮に加え、環境負荷の低減も大きなメリットである。
杭コンクリートや埋め戻し土砂などの資材を削減することで、サウスタワーのプロジェクトではCO2排出量を約9,000トン削減できる試算だ。
また、既存の外壁や底盤を残したまま施工するため、周辺地盤への影響を抑え、地下埋設インフラなどの保全にも寄与する。
本工法は、東京都千代田区で進行中の「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 サウスタワー(地上46階、高さ約230m)」に初適用されており、地下工事において13カ月の工期短縮を実現している。
既存の「地下」を最強の「仮設」に
超高層ビルの建て替えでは、地上階の解体と並行して地下階を構築する「逆打(さかうち)工法」が一般的だが、これには新築柱を支えるための「仮設杭」を新たに打設する必要があった。

「Re-GENUS BASE」は、解体するはずの既存ビルの地下底盤(ピット部)を再設計・補強し、そのまま新築柱を支える基礎として活用する。

これにより、大規模な仮設杭の打設や、重機を入れるための埋め戻し作業が一切不要となり、劇的な工程短縮が可能となった。
脱炭素と周辺環境への配慮
工期短縮に加え、環境負荷の低減も大きなメリットである。
杭コンクリートや埋め戻し土砂などの資材を削減することで、サウスタワーのプロジェクトではCO2排出量を約9,000トン削減できる試算だ。
また、既存の外壁や底盤を残したまま施工するため、周辺地盤への影響を抑え、地下埋設インフラなどの保全にも寄与する。
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