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デジコン編集部 2024.2.8

ニコン・トリンブル、ドローン空撮画像等からコンクリート損傷を自動検出

ニコン・トリンブルはコンクリート構造物点検サポートシステム「SightFusion for Desktop」の販売を開始した。

ドローンやデジタルカメラの撮影画像を利用し、AIと画像処理技術で「ひび割れ」「漏水・遊離石灰」「剥離・鉄筋露出」を自動で検出・計測する。

専門知識・経験が求められる点検業務を行う作業員は減少傾向にある。

同システムは、ドローンやデジタルカメラでの撮影画像を使うことで、従来は近接目視点検を行っていた橋梁(床版、橋脚)等の点検時の省力化を図る。

また、現場環境によって必要な高所作業車、足場設置・撤去等が不要となるため、安全性を確保。

(ロープアクセスが必要で危険なハイピアの点検箇所も、ドローン撮影画像で安全性を向上)


AIと画像処理技術による損傷の自動検出・計測と多数の出力機能により、損傷図・数量表作成などの工数を軽減し、経済性、施工性を向上させる。

従来の点検手法では、損傷箇所をチョーキングしてクラックスケールで計測し、その後手描きのスケッチや撮影写真をもとにCAD図面を作成する必要があったが、SightFusion for Desktopを用いた点検手法では、計測面の画像を結合させて損傷を自動検出・計測する。

必要に応じて追加編集を行い、損傷図、CADデータ等の多数の出力結果を報告書作成に活用できる。




参考・画像元:ニコン・トリンブルプレスリリース
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デジコン編集部

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