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デジコン編集部 2024.1.31

CO2を112%削減した「CUCO®-SUICOMテトラポッド」を開発/製造。鹿島、不動テトラ

鹿島建設と不動テトラは、製造工程のCO2排出量が実質ゼロ以下の「カーボンネガティブコンクリート」を使用した消波ブロック「CUCO-SUICOMテトラポッド(CUCOテトラ)」を開発した。

製造時にあらかじめCO2を吸収/固定した炭酸カルシウムを大量配合するとともに、CO2を封入した槽内でコンクリートを養生してCO2を安定な形で吸収/固定する「炭酸化養生」を行う。これによりCO2の吸収量と固定量を増やす。

一般的なコンクリートで製造した場合と比較して、製造時に排出されるCO2を100%削減し、12%を吸収/固定する。

さらに、炭酸化養生によりコンクリートの表面が低アルカリ化し、海洋生物との親和性を向上した、より環境保全に適した製品だとした。


炭酸化養生を行うコンクリートは、これまでプレキャストコンクリート工場で製造、出荷されるのが一般的だったが、今回、初めて市中のレディーミクストコンクリート工場で製造と出荷を行い、静岡県熱海市の「熱海ビーチライン」の屋外製造ヤードで打設、脱型、炭酸化養生を実施。

完成までの全ての工程を、現場で実施できることを確認した。今回は耐久性試験のため、海岸付近の陸上に設置した。



参考・画像元:鹿島建設プレスリリース



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デジコン編集部

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