コラム・特集
デジコン編集部 2026.10.6
大人気シリーズ!【いまさら聞けない?】測量のことイチから解説 〜 連載記事一覧 〜

快速ナビでの座標データの入力方法を解説! 〜「TopLayout」と「快測ナビ」でのやり方を紹介!〜

CONTENTS
  1. 杭ナビの使用前に座標データを準備する
  2. 「TopLayout」を使った座標データの入力方法
    1. 1.TopLayoutを起動する
    2. 2.現場名を入力する
    3. 3.座標データファイルを読み込む
    4. 4.座標を直接入力する場合
  3. 「快測ナビ」を使った座標データの入力方法
    1. 1.快測ナビを起動する
    2. 2.「座標データ読込」を選択する
    3. 3.内部ストレージから座標データを取り込む
    4. 4.座標を直接入力する場合
  4. 座標データを入力するときの注意点は?
  5. 座標データを事前に入力して、現場での作業をスムーズに
  6. スマホで簡単に測量できる「OPTiM Geo Scan」という新たな選択肢
ワンマン測量機「杭ナビ」を使って杭打ちや測量を行うためには、あらかじめ現場で使用する座標データをアプリに入力しておく必要がある。

座標データの入力には、パソコンなどで作成したデータファイルを読み込む方法と、アプリ上で座標を直接入力する方法がある。

では、実際にはどのような手順で入力すればよいのだろうか。

本記事では、杭ナビで利用されるアプリケーションのうち、TopLayoutと快測ナビを使った座標データの入力方法をそれぞれ紹介する。

杭ナビの使用前に座標データを準備する


杭ナビを使って現場の杭打ちや測量を行う場合、まずは測量対象となる点の座標データを準備する。

座標データは、あらかじめ作成したファイルをアプリに読み込む方法のほか、必要な座標をアプリ上で直接入力することも可能だ。

TopLayoutについてトプコンの公式情報では、3次元座標をCSVまたはSIMA形式で取り込む方法が案内されている。CSVの場合は基本的に「点名・X座標・Y座標・H座標」の順でデータを作成する。

座標データを準備したら、実際にアプリへ入力していこう。

「TopLayout」を使った座標データの入力方法


まずは、杭ナビの基本的な杭打ち・測量に利用できる純正アプリ「TopLayout」での入力方法を紹介する。

TopLayoutは、3次元座標データを利用した杭打ちや、放射観測による3次元測量などに対応している。

1.TopLayoutを起動する


まず、TopLayoutを起動する。起動したら「新規現場」を作成する。


2.現場名を入力する


新規現場を作成したら、任意の現場名を入力する。


現場名を入力したら、「入力」ボタンをタップする。


すると、座標データを入力するための画面が表示される。

3.座標データファイルを読み込む


座標データをファイルから読み込む場合は「座標データファイルから読み込む」を選択する。


その後、端末に保存されている座標データファイルを選択する。

ファイルの読み込みが完了すれば、座標データの入力は完了だ。

なお、CSV形式の場合は「点名、X座標、Y座標、H座標」の順にデータを作成することが求められる。

4.座標を直接入力する場合


座標データファイルを使用せず座標を直接入力することもできる。

その場合は「座標手入力」を選択する。



表示された入力画面に、必要な座標値を入力していけばよい。

現場で必要な座標を確認しながら、点名やX・Y・Hなどの各値を入力する。


入力が完了すれば、その座標を利用して杭打ちなどの作業を行える。

「快測ナビ」を使った座標データの入力方法


続いて、建設システムのアプリ「快測ナビ」を使用した場合の入力方法を紹介する。

快測ナビでは、新規現場の作成時に座標データを読み込めるほか、既存の現場に後から座標データを追加することもできる。

1.快測ナビを起動する


まず快測ナビを起動する。


起動したら最初に「新規現場」を作成する。


2.「座標データ読込」を選択する


新規現場の作成画面で「座標データ読込」を選択する。


ここから、現場で使用する座標データを読み込むことができる。

3.内部ストレージから座標データを取り込む


端末に保存している座標データを使用する場合は「内部ストレージから取込」を選択する。

保存されているフォルダから、使用する座標データを選択する。


確認画面が表示されたら、内容を確認して取り込みを完了する。

なお、Android OSのバージョンによって操作方法が異なる場合があるため、実際の画面は使用している環境やアプリのバージョンを確認しよう。

4.座標を直接入力する場合


座標データをファイルから読み込むのではなく、座標を直接入力することもできる。

その場合は「座標データ管理」を選択する。


入力画面が表示されたら、必要な座標値をそれぞれ入力する。



入力内容を確認して完了すれば、入力した座標データを現場で利用できる。

座標データを入力するときの注意点は?


座標データを入力する際は、単純に数値を入力するだけでなく、入力した座標が正しいものかを確認することが重要だ。

特に確認しておきたいのが、点名と座標値の対応関係である。

例えば、CSVファイルを利用する場合、「点名・X座標・Y座標・H座標」というデータ構成が案内されている。

余分な列がある場合は削除する必要があるため、読み込み前にデータ形式を確認しておきたい。

また、2次元のデータを扱う場合には、H座標に「0.000」を入力する方法も公式で案内されている。

加えて、座標データの形式や読み込み方法は、アプリやOSのバージョンによって異なる場合がある。

座標データを事前に入力して、現場での作業をスムーズに


杭ナビを使った杭打ちや測量では、現場に到着してから座標データを準備するのではなく、事前に必要なデータをアプリへ入力しておくことが作業をスムーズに進めるポイントになる。

ファイルを利用する場合は、事前に座標データを準備して端末へ保存しておく。

一方、現場で必要な点だけを追加したい場合などは、アプリ上から直接入力する方法も便利だ。

TopLayoutでは座標データファイルの読み込みと座標手入力、快測ナビでも座標データの取り込みや管理画面からの入力ができる。

現場の状況や使用するデータに応じて、適した方法を選択するとよいだろう。

スマホで簡単に測量できる「OPTiM Geo Scan」という新たな選択肢


杭ナビのように、事前に座標データを準備して現場で杭打ちや測量を行う方法がある一方、測量そのものをスマートフォンで効率化する方法もある。


その一つが、オプティムの高精度スマホ測量「OPTiM Geo Scan」だ。

Geo Scanは、iPhone Proと小型のGNSSレシーバーを活用する測量アプリで、「誰でも1人で簡単に」測量できることを特徴としている。


さらに2026年3月には、単点計測においてもミリ単位の測位精度を実現している。一般的なRTK測位の±2cmに対して、Geo Scanでは±5mmの高精度を示している。


また、Geo Scanは国土交通省のNETISに登録され「QS-210050-VE」として最高評価「VE」を取得している。

NETISの事後評価では、少人数での測量や、経験の少ない職員でも計測しやすい点などが評価されている。


「どの測量方法が自社の現場に合っているか」を考えながら、従来の測量機器とスマホ測量を使い分けることが、現場の効率化につながるだろう。

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