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デジコン編集部 2026.4.14

衛星データ×AIで漏水リスクを数メートル単位で診断。山形県東根市が水道DXソリューション「宇宙水道局」を導入

CONTENTS
  1. 全国の水道管延長の約25%が法定耐用年数超え。音聴調査だけでは追いつかない老朽化への対応を衛星で補完
  2. 「健全度」×「重要度」で複数の更新優先シナリオを自動作成。耐震化計画への活用も
JAXA認定の宇宙ベンチャー・株式会社天地人(東京都中央区)は2026年4月13日、山形県東根市上下水道課が衛星データとAIを活用した水道DXソリューション「宇宙水道局」を導入したと発表した。

2023年4月のサービス提供開始以来、累計契約自治体数は50を突破しており、今回の東根市への導入もその一環となる。

全国の水道管延長の約25%が法定耐用年数超え。音聴調査だけでは追いつかない老朽化への対応を衛星で補完


日本の水道管延長の約25.3%にあたる約18.9万kmの管路が法定耐用年数を超えており、現状の手法では広域かつ短期間での点検・維持・修繕が困難という構造的な課題がある。

東根市でも従来から給水区域をブロックに分けた路面音聴調査を実施してきたが、時間・費用面での効率化が求められていた。


「宇宙水道局」は衛星データを活用することで数メートル単位の管路リスク診断と、メッシュ単位での漏水リスク把握を実現し、優先的に調査すべきエリアを絞り込んで地上調査の効率を高める。

「健全度」×「重要度」で複数の更新優先シナリオを自動作成。耐震化計画への活用も


もうひとつの主要機能が管路の更新計画策定支援だ。

衛星データ由来の「健全度(漏水リスク診断結果)」と、一般住宅から病院・学校・避難所などの重要給水施設までへの影響を包括的に評価した「重要度」を組み合わせ、平時の漏水リスク重視シナリオや災害時の社会的影響重視シナリオなど複数の更新優先シナリオを作成できる。

東根市はこの機能を耐震化すべき箇所の選定と更新計画の見直しに活用できる点を導入の大きな利点として評価している。






参考・画像元:株式会社天地人 プレスリリースより 
 


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