ニュース
デジコン編集部 2023.5.6

【業界初】「近接目視点検の代替」をドローンで実現!「FLIGHTS橋梁点検システム」の提供開始!FLIGHTS

FLIGHTSは、ドローンによる橋梁点検を可能にする「FLIGHTS橋梁点検システム」の正式提供を開始した。

「FLIGHTS橋梁点検システム」の正式提供により、ドローンによる効率的で高精度な橋梁点検を安価で実現できるようになる。

「FLIGHTS橋梁点検システム」とは、コンクリート製の橋脚を対象にドローンによる橋梁点検を近接目視と同程度の精度で実現するシステムだ。


ドローンによる橋梁点検では、大きく飛行撮影、精度管理、画像処理、損傷検出、成果品作成という流れで点検作業を行う。

これらの工程において、非GPS環境下でも所定の撮影距離を保ち、撮影角度を正対に維持した状態で自動飛行撮影ができる「FLIGHTS CONTROL(フライトコントロール)」や、画像の撮影条件が近接目視と同等の精度が得られるかの判定を行う「精度管理アプリ」、画像データから生成されるオルソモザイクの作成、オルソモザイク画像からAIによって自動で橋脚のコンクリート面のひびわれ等を検出する「高精度AIひび割れ検出」により、ドローン点検に必要な工程をワンストップで支援する。

  • 飛行撮影
    非GPS環境下においても点検に必要な飛行撮影を自動で行うアプリを開発。これによりパイロットの腕に左右されず、撮影距離・角度を一定に保ちつつ画像合成で必要になるラップ撮影を効率よく行えるように。
  • 精度管理
    飛行撮影直後に取得した画像精度の確認を自動で行い、精度管理結果を作成するアプリを開発。一枚ごとに写真を精査する手間や確認漏れを防ぐことができる。
  • 画像処理
    画像から3Dモデルを作成する技術(SfM)を活用し、取得した画像のうち、レンズの歪みの影響が少ない画像中心部分のみを自動で合成することができるように。
  • 損傷検出
    取得する画像の品質に合わせて、AI損傷検出の最適化を行えるように。汎用アプリとは異なり、技術者による確認、修正作業を最小限に抑えることができる。
  • 経済性
    市販の機体を利用することで安価で利用しやすいシステムとできたこと、飛行撮影アプリと精度管理アプリにより現場での作業効率が向上し2名での運用が可能となったこと、AI損傷検出を最適化したことにより損傷図作成の技術者の関与を減らせたこと、等により、従来技術であるロープ高所作業、BT-400あるいはゴンドラ車の利用と比べて、同等以上の経済性を発揮できるように。


2022年4月から受託業務として全国で80橋脚の実績を積み重ねてきたFLIGHTS社。点検システムとして確立できたことで、正式提供に至る。橋梁での近接目視点検をドローンによる点検で代替可能した業界初の取り組みとなる。





参考・画像元:FLIGHTSプレスリリース
印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木の未来を
ICTで変えるメディア

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。