書籍『CCUS/CPDの活用で 建設業の人材不足解消と育成はできる!』が中央経済社より発刊された。
著者はあおいコンサルタント株式会社 代表取締役であり社会保険労務士・行政書士事務所東海マネジメント 所長の山本昌幸氏。
土木・建設業では国土交通省の主導のもと担い手の確保と育成に向けた取り組みとして、技能労働者の処遇改善や若者、女性の入職促進の取組強化が行われている。
そしてその取組みのひとつとして、技能者ひとり一人の就業実績や資格を登録し、技能の公正な評価や工事の品質向上などにつなげるシステムである「CCUS(建設キャリアアップシステム)」の原則義務化がある。
また、建設産業に従事する技術者を対象にした継続教育制度である「CPD」も経営事項審査や建設工事の入札などで取得単位を加点等評価の対象にすることにより普及の後押しが進められている。
しかし、中小建設事業者にとってCCUSやCPDは、導入や運用に手間や費用負担の課題があるがために、俯瞰すると建設産業全体にとって必要なシステムであると理解は進みつつも、手放しで歓迎されているとは言い難い状態が続いている。
本書は、中小建設業の重大な関心ごとである「人材の採用、定着、育成」にCCUS・CPDを活用することが有効というコンセプトで展開されている。
著者はあおいコンサルタント株式会社 代表取締役であり社会保険労務士・行政書士事務所東海マネジメント 所長の山本昌幸氏。
土木・建設業では国土交通省の主導のもと担い手の確保と育成に向けた取り組みとして、技能労働者の処遇改善や若者、女性の入職促進の取組強化が行われている。
そしてその取組みのひとつとして、技能者ひとり一人の就業実績や資格を登録し、技能の公正な評価や工事の品質向上などにつなげるシステムである「CCUS(建設キャリアアップシステム)」の原則義務化がある。
また、建設産業に従事する技術者を対象にした継続教育制度である「CPD」も経営事項審査や建設工事の入札などで取得単位を加点等評価の対象にすることにより普及の後押しが進められている。
しかし、中小建設事業者にとってCCUSやCPDは、導入や運用に手間や費用負担の課題があるがために、俯瞰すると建設産業全体にとって必要なシステムであると理解は進みつつも、手放しで歓迎されているとは言い難い状態が続いている。
本書は、中小建設業の重大な関心ごとである「人材の採用、定着、育成」にCCUS・CPDを活用することが有効というコンセプトで展開されている。
書籍のポイント
- CCUS実施主体である一般財団法人建設業振興基金 建設キャリアアップシステム事業本部責任者との対談収録
CCUSを構築する際にモデルとした先行国の制度や飲食店での割引サービスをはじめとするCCUS登録で得られるメリットの紹介等、CCUSをより身近に感じられるエピソードを11ページにわたり掲載。 - CCUS・CPDを活用した差別化戦略がわかる
CCUS・CPDを活用し、組織の成長力を加速させた実例を紹介。50年100年先も繁栄する建設事業者であるための未来志向の人事戦略を示す。 - 人材確保・人材育成の具体的な取り組みポイントがわかる
すぐに使える自社サイトや求人票でのアピール方法を紹介。労働時間削減施策や人事評価制度など社内の既存の制度や業務フローにCCUS・CPDを融合させる具体的なステップを分かりやすく説明。
- 序章
早く取り組まないと損をする?CCUS(建設キャリアアップシステム)とCPD(建設技術者の継続教育)とは? - 第1章
ほとんどの建設業者は人手不足で人材育成ができず、多くの建設業者には人材が定着しない? - 第2章
建設業こそ“差別化”ふぁ重要。「一歩先を行く」建設業者と「のほほん」建設業者の違い - 第3章
建設業において一番の解決すべき課題。それは人材の問題です - 第4章
CCUS・CPDを用いた差別化戦略 - 第5章
建設業で働く人材を育成するためには CCUS・CPDを育成ツールとして活用 - 第6章
建設業で働く人材を定着させるためには CCUS・CPDを定着ツールとして活用 - 第7章
建設業における女性と若年労働者の活用を本気で考えてみる
WRITTEN by
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