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デジコン編集部 2021.1.7

フォトラクション、ランドデータバンク提供の新たな建設業界向け金融サービスと連携

建設・土木の生産支援クラウド「Photoruction」の開発および運営を行う株式会社フォトラクション(以下、フォトラクション)は、株式会社ランドデータバンク(以下「LDB」)と連携して、「Photoruction」に蓄積された工事写真などの工事データをもとに与信し、ファクタリング等従来の資金調達手段に比して安価な料金体系で立替・決済サービスの提供を開始する。

これにより従来工期中に発生する協力会社や資材メーカーへの支払いを、完工後一括後払いとすることが可能になる。

中小規模の事業者に、資金繰りの円滑化と財務体制強化支援を


建設業界における構造の特徴は請負型であり、階層構造が深く、資本金1億円未満の中小企業が99%以上※1を占めるといわれている。また、請負型の契約形態であることから、工事資金の先行支払いが発生してしまう現状も。その上、中小企業は資金調達手段が限定されることもあり、先行支払いが困難になるケースもあった。

このような状況を踏まえ、50,000件以上の工事現場で利用されている「Photoruction」と建設業界への金融サービスプラットフォームを提供するLDB は、新たな金融分析モデルの開発、提供により建設会社における管理業務の負荷を軽減し、資金繰りの円滑化および財務体質強化の支援を行っていく。

これに伴い、建設会社は先行支払いに伴う資金繰りの悪化リスクを低減することで、複数工事の受注、人材やIT等の設備投資といった企業成長への施策が打ち出しやすくなる。

※1:国土交通省 土地・建設産業局 建設業課『建設業許可業者数調査の結果について』-建設業許可業者の現況(平成 31 年 3 月末現在)- 令和元年 5 月 10 日より

「Photoruction」連携の概要


両社の連携サービスを導入頂いた建設会社に対して、LDBが「Photoruction」に蓄積された工事写真などの工事データをもとに与信し、ファクタリング等従来の資金調達手段に比して安価な料金体系で立替・決済サービスを提供。

建設会社は「Photoruction」の利用で現場の業務効率化をはかりつつ、従来工期中に発生する協力会社や資材メーカーへの支払いを、完工後一括後払いとすることが可能になる。


https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000033069.htmlより

加えて現在、実証実験にて、両社サービスの利用及びデータ収集にご協力いただける建設関連企業様を募集中。2021年3月末まで、「Photoruction」を無償提供※2、立替決済サービスにおける建設会社様の利用手数料が1.0%※3でサービスを活用できる。問い合わせは、フォトラクション 事業開発室 青出木(おうてき)氏 pr@photoruction.comまで。

※2:現在「Photoruction」を利用していない企業様で先着5社に限り、最大半年間無償提供。※3:利用手数料は建設会社の取引先である資材・協力会社にも必要。また、本手数料率は実証実験参加企業に対しては、2022年3月31日まで適用。




 
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