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デジコン編集部 2026.7.8

全国748kmの緊急対策箇所へ。Liberawareが福岡市でドローンによる「No Entry」下水道点検を実証。損傷計測誤差5%・最小2mm幅を捉える

CONTENTS
  1. 埼玉県八潮市の道路陥没事故を受けた全国748kmの緊急対策箇所への対応を見据えた実証
  2. 距離測定精度の検証と損傷計測技術の有効性を実環境で確認。最小2mm幅の損傷を誤差5%で捉える
Liberaware千葉県千葉市)は、福岡県福岡市において、環境開発(福岡市博多区)および福岡市と連携し、下水道の維持管理における「No Entry(人が下水道管路内に立ち入らない点検調査)」の実現に向けた小型ドローンによる実環境での技術検証を実施した。

埼玉県八潮市の道路陥没事故を受けた全国748kmの緊急対策箇所への対応を見据えた実証


2025年1月に発生した埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、全国で実施された下水道管路の全国特別重点調査の結果、対策が必要な下水管は全国で計748kmに上ることが明らかになった。

口径2000mm以下の管路についても今後さらなる調査・維持管理需要の増加が予想されており、作業員の安全確保や点検の効率化が重要な課題となっている。

従来の下水道管路点検は作業員の管内立ち入りを前提としてきたが、「No Entry」の考え方が業界内で強く求められるようになり、その実現に向けた高精度な点検技術の確立が期待されている。

距離測定精度の検証と損傷計測技術の有効性を実環境で確認。最小2mm幅の損傷を誤差5%で捉える


環境開発と福岡市の協力のもと、雨水管において開発中の距離測定機能および損傷計測技術を搭載したドローンによるフィールドテストを実施し、非GPS環境下の管路における測距精度と、ドローン映像に基づく損傷箇所(クラック等)の網羅的抽出および非接触寸法計測精度を評価した。


検証の結果、路線終点まで遅滞なく到達して管路内部の詳細な状況把握に成功した。

損傷計測では実際の損傷の大きさに対する誤差を約5%に抑えながら最小2mm幅の損傷まで捉えることに成功し、テレビカメラ調査で指摘されていた損傷箇所を迅速にすべて網羅的に認識することができ、点検時間の短縮という観点でも高い有効性が示された。

今後は口径2000mm以下の管路を含む広範な条件下での検証を継続し、適用範囲の拡大とさらなる精度向上を図るとともに、作業員の管内立ち入りを前提としない効率的な運用モデルの構築による段階的なNo Entry型点検への移行を促進する方針だ。






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デジコン編集部

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