ニュース
デジコン編集部 2026.6.26

場所に「IPアドレス」を割り当てる。ミラリスタが異なる測位手段を統一する「空間アドレス」構想を発表

CONTENTS
  1. GNSSとSLAMで同じ場所が「別の座標」として認識される問題を解消。屋内外を問わず同一IDで位置を共有
ミラリスタは、現実空間のあらゆる場所にIPアドレスのような識別子を対応付け、異なる測位手段(GNSSSLAM等)で取得された位置情報を同一の識別子に正規化する新基盤構想「空間アドレス」を発表した。

建設・インフラ分野での複数ロボット・人・車両の協調制御を想定した技術で、関連技術は特許出願中だ。

GNSSとSLAMで同じ場所が「別の座標」として認識される問題を解消。屋内外を問わず同一IDで位置を共有


建設・製造・インフラ現場での複数ロボット協調の最大の壁は「同じ場所なのに座標が一致しない」という問題だ。

GNSSは屋内・トンネル・橋梁下では使えず、SLAM(LiDARや画像による自己位置推定)は測位手段ごとに基準系が異なるため、異なるシステム間で同一地点を指し示すことが困難だった。


空間アドレスは現実空間を一定単位で区切り各エリアに一意の識別子を付与することで、測位手段に依存せず屋内外を問わず「同じ場所=同じID」で扱えるようにする。

インターネットでIPアドレスが機器を一意に識別するように、「場所そのもの」に識別子を対応付ける発想だ。用途に応じて解像度(LOD)を柔軟に変更でき、複数主体間での位置共有・経路調整・干渉回避といった協調動作の共通基盤として機能する。

建設現場では人と重機・ロボットが同一危険エリアを共通認識して安全管理を高度化する用途や、橋梁・トンネル・上下水道のGNSS不感帯でのインフラ点検における人・ロボット間の点検箇所一致への活用を想定する。






印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木のICT活用など、
デジコンからの最新情報をメールでお届けします

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。