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デジコン編集部 2025.9.24

八千代エンジニヤリング。2009年から支援のインド・コルカタ東西地下鉄建設事業が全面開通

八千代エンジニヤリングが2009年よりゼネラルコンサルタントの構成員の一員として支援してきたインド・コルカタ東西地下鉄建設事業が完了し、8月22日に全面開通した。

開通式にはナレンドラ・モディ首相も出席し、盛大に開催されている。

フーグリー川河床下520m幅をシールド工法で貫通する難工事を完遂


同社は本事業において、政府開発援助(ODA)の援助スキームである有償資金協力により、ゼネラルコンサルタントの構成員の一員としてコルカタ東西地下鉄のプロジェクトマネジメントおよび設計監理を実施した。

これまでに2020年2月にSalt Lake Sector-V~Salt Lake Stadium区間、2020年10月にSalt Lake Stadium~Phoolbagan区間、2022年7月にPhoolbagan~Sealdah区間、2024年3月にHowrah maidan~Esplanade区間が段階的に開通していた。


今回開通したEsplanade~Sealdah区間により全面開通となった。

2024年3月に開通したHowrah maidan~Esplanade区間は、本事業において最も難易度が高い区間となっている。

インドにおける聖なる河である大型河川フーグリー川(川幅約520m)の河床下に線路を通すための工事に関してはシールド工法(TBM工法)を採用している。

この区間の完成により、コルカタ市内の東西を結ぶ重要な交通インフラが整備され、インドの都市交通システムの発展に大きく貢献することとなった。

同社は15年間にわたる長期プロジェクトにおいて、日本の技術力と経験を活かし、インドの社会基盤整備に寄与する成果を達成した。

ODAスキームを活用した国際的なインフラプロジェクトの成功事例として、今後の海外展開における重要な実績となっている。





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