ニュース
JFEエンジニアリングが将来宇宙輸送システムと宇宙事業協業契約を締結。鶴見製作所内に新開発・組立拠点を提供し日本初民間アメリカ本土ロケット打ち上げ計画を支援

JFEエンジニアリングは、将来宇宙輸送システムが推進する宇宙往還輸送システム開発ミッション「ASCA(アスカ)」の実現に賛同し、同社鶴見製作所内の施設を新開発・組立拠点として貸し出すと共に宇宙事業における協業を開始する。
5月28日に包括的な協業に関する協定の調印式を執り行った。
JFEエンジニアリングの鶴見製作所は、1916年に現在の地で造船業の拠点として開設されて以来、1世紀以上に渡り造船、製鉄、重工業を通じ素材と加工に係る知見を蓄積し続けている。
現在では、大型産業機械の製缶・機械加工・組立における豊富な技術とノウハウを有しながら、積層造形や3次元計測といった最新の製造技術を積極的に取り入れ事業を行っている状況である。
中でも、2021年以降他社に先駆け導入した複数台の大型金属3Dプリンターは、多様な材種に対応している特徴がある。
複雑かつ加工難易度の高い材料を用いる一点物製造に長けた本プリンターと、従来培ってきた同社の機械加工技術を掛け合わせ、多様な業種に対応する製品を提供することで取引先を拡大している。
この技術は、複雑な形状や高い強度が求められるロケット部品製造とも高い親和性を持つ内容となっている。
同社は航空宇宙産業への参入を成長戦略の一つと位置付けており、本協定に基づき開発拠点の提供に始まり、部品供給や組立業務など幅広い領域において将来宇宙輸送システムと連携を深める計画である。
将来宇宙輸送システムが推進する「ASCA」は、宇宙往還を可能とする輸送システム開発ミッションで、日本初となる民間宇宙スタートアップによるアメリカ本土でのロケット打ち上げ計画を含んでいる。
政府による宇宙開発予算拡大も追い風となる中、将来的なロケット量産体制確立への参画も視野に入れ、今後も強みを活かした宇宙関連事業を積極的に展開していくとしている。
これらの取り組みにより、日本の宇宙産業のサプライチェーン強化と国際競争力向上に貢献し、新たな価値創造を実現していく方針である。
大型金属3Dプリンター技術と従来の製造技術を組み合わせることで、複雑なロケット部品の製造が可能となり、宇宙産業における製造技術の高度化が期待される。
参考・画像元:JFEエンジニアリングプレスリリースより
5月28日に包括的な協業に関する協定の調印式を執り行った。
大型金属3Dプリンター活用でロケット部品製造に対応。1世紀超の造船・製鉄技術とノウハウで宇宙産業参入を加速
JFEエンジニアリングの鶴見製作所は、1916年に現在の地で造船業の拠点として開設されて以来、1世紀以上に渡り造船、製鉄、重工業を通じ素材と加工に係る知見を蓄積し続けている。
現在では、大型産業機械の製缶・機械加工・組立における豊富な技術とノウハウを有しながら、積層造形や3次元計測といった最新の製造技術を積極的に取り入れ事業を行っている状況である。
中でも、2021年以降他社に先駆け導入した複数台の大型金属3Dプリンターは、多様な材種に対応している特徴がある。
複雑かつ加工難易度の高い材料を用いる一点物製造に長けた本プリンターと、従来培ってきた同社の機械加工技術を掛け合わせ、多様な業種に対応する製品を提供することで取引先を拡大している。
この技術は、複雑な形状や高い強度が求められるロケット部品製造とも高い親和性を持つ内容となっている。
同社は航空宇宙産業への参入を成長戦略の一つと位置付けており、本協定に基づき開発拠点の提供に始まり、部品供給や組立業務など幅広い領域において将来宇宙輸送システムと連携を深める計画である。
将来宇宙輸送システムが推進する「ASCA」は、宇宙往還を可能とする輸送システム開発ミッションで、日本初となる民間宇宙スタートアップによるアメリカ本土でのロケット打ち上げ計画を含んでいる。
政府による宇宙開発予算拡大も追い風となる中、将来的なロケット量産体制確立への参画も視野に入れ、今後も強みを活かした宇宙関連事業を積極的に展開していくとしている。
これらの取り組みにより、日本の宇宙産業のサプライチェーン強化と国際競争力向上に貢献し、新たな価値創造を実現していく方針である。
大型金属3Dプリンター技術と従来の製造技術を組み合わせることで、複雑なロケット部品の製造が可能となり、宇宙産業における製造技術の高度化が期待される。
参考・画像元:JFEエンジニアリングプレスリリースより
WRITTEN by

建設土木の未来を
ICTで変えるメディア