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デジコン編集部 2025.5.19

東京都北区の「大浦工測」、英国Plowman Craven社と戦略的業務提携を締結。アジア圏で3D計測・BIMソリューションを共同展開

建築測量大手の大浦工測は、英国の測量・デジタルソリューション分野のリーダーであるPlowman Craven社と戦略的業務提携の覚書を締結したと発表した。

英国の先進技術と日本の測量ノウハウを融合し、建設DXの高度なサービスをアジア全域で展開


この提携はPlowman Craven社にとってアジア圏初となる3D計測サービスおよびBIM(Building Information Modeling)ソリューションの提供を目的としている。

両社は5月14日に覚書(MOU)を締結し、それぞれの強みを活かした協業を開始する。

近年、アジア圏の建設・インフラ業界では、生産性向上や品質向上、ライフサイクルコストの最適化を目指して3D計測技術やBIMの導入が急速に進んでいる。

大浦工測は長年培ってきた高度な測量技術と豊富な実績を有しており、特に建築測量と3Dレーザースキャニングをはじめとする最先端の計測技術において高い専門性を持つ。

一方、Plowman Craven社は英国を中心にグローバル市場でBIMコンサルティング、不動産マネジメント、インフラ調査などの分野で卓越した知見と実績を持っている。

協業の内容としては、アジア圏における3Dスキャナーやドローンなどを活用した先進的な3D計測サービスの共同提供が予定されている。

また、3D計測データと連携したBIMモデルの作成や利活用に関するコンサルティングも行う。

さらに、デジタルツインVR/AR技術を活用したソリューションの共同開発・提供も計画しており、建設プロジェクトの可視化や効率化を推進する。

両社は本提携を通じて、日本国内を含むアジア圏の顧客に対し、高精度な3D計測データに基づいたBIMモデルの構築やプロジェクトマネジメント支援など、より高度で包括的な建設ソリューションを提供することを目指している。

これにより、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力に推進し、プロジェクトの効率化と価値向上に貢献するとしている。



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