可搬型ローカル5Gで港湾点検を効率化。清水港で実証実験を開始。国際航業、NEC、電気興業の3社。

国際航業、NEC、電気興業の3社は、総務省の地域デジタル基盤活用推進事業として、清水港での可搬型ローカル5Gを活用した港湾施設点検の実証実験を開始すると発表した。

ドローンと水中測量の大容量データを高速伝送、夜間監視もAI化

実証実験は1月中旬から下旬にかけて静岡県清水港の日の出地区と貝島地区で実施される。

ドローンによる高精細映像のリアルタイム伝送と三次元地形データの作成を行う。

マルチビーム・リモコンボートによる海底地形の測深データも高速で伝送する。

サーマルカメラとAI解析を組み合わせ、夜間や降雨時の海上障害物を自動検知する。

可搬型の低電力ローカル5G基地局により、必要な場所で迅速に通信環境を構築できる。

南海トラフ地震などの災害時における港湾機能の早期復旧と、老朽化施設の効率的な点検を目指す。

国際航業がドローンと3D解析、NECが通信機器、電気興業がAI障害物検知を担当する。