鹿島、建設現場の廃プラを工事用バリケードに再利用。5000個の製造に成功

鹿島は八木熊、大栄環境、資源循環システムズと共同で、建設現場から出る廃プラスチックを再資源化した工事用バリケードの製造・導入に成功したと発表した。

使用済みプラの30%配合を実現、現場内での資源循環を確立

従来、バリケードは新品の樹脂材料や製造工程の端材から製造されていた。

今回、原料の30%を建設現場から回収した使用済みプラスチックに置き換えることに成功した。

大栄環境グループが廃プラスチックの回収と選別を担当し、八木熊が洗浄・粉砕・ペレット化を行う。

再生ペレットとポリプロピレン樹脂を混合し、5000個のリサイクルバリケードを製造した。

2022年4月のプラスチック資源循環促進法施行を受け、建設現場での資源循環を目指した取り組みである。


これまで焼却処分されていた建設現場の廃プラスチックを、同じ現場で再利用する循環を実現した。

4社は製造コストの削減と普及促進を進め、建設現場でのマテリアルリサイクルを拡大する方針だ。