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デジコン編集部 2025.1.3

月面に地球と同じ重力空間を構築、京都大学と鹿島が人工重力居住施設の実現性を検証

京都大学と鹿島建設は、月面での人工重力居住施設「ルナグラスNEO」の実現に向けた共同研究を開始した。

構造成立性から閉鎖生態系まで総合的に検証


人工重力施設は回転によって遠心力を生み出し、月面の6分の1重力環境を地球と同程度に補完する。

施設の建設には月の現地材料を活用し、無人施工による構築方法を検討する。

放射線遮蔽や回転体特有の熱移動、流体挙動など、居住に関わる技術課題の解決を目指す。

人体への影響評価として、医学的見地から適正な遠心力環境(半径、回転数、合力)を検証する。

施設内では閉鎖生態系(ミニコアバイオーム)を確立し、外部からの資源供給に依存しない循環システムを構築する。


研究成果は、地球上での過重力施設「ジオグラス」として実証し、骨粗鬆症抑制などの健康増進施設としての活用も視野に入れる。

将来的には月と火星を結ぶ人工重力交通システム「ヘキサトラック」との連携も検討している。



参考・画像元:京都大学・鹿島建設株式会社プレスリリースより
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デジコン編集部

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