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デジコン編集部 2024.12.17

シンフォニア、クレーン事故をVRで体験できる安全訓練システムを発表。古河ユニックが監修**

シンフォニア株式会社は、小型移動式クレーンのVR訓練システムに実際の事故事例を基にした危険体験コンテンツを追加したと発表した。

実機と同様の操作性で事故の疑似体験が可能


第一弾として「アウトリガー張り出し不足による鉄骨挟まれ事故」のシナリオを公開した。



実機と同じ「液晶ラジコンJOY」または専用スイッチで操作し、事故発生までの過程を体験する。

体験後は第三者視点での振り返りにより、事故の原因と安全手順の重要性を学習できる。

作業者は時間切迫や準備不足の状況下で作業を行い、その結果として発生する事故を体験する。

現場の死亡事故削減に向けた取り組み


小型移動式クレーンによる死亡事故は年間数件発生しており、アウトリガーの張り出し不足や軟弱地盤での転倒が主な要因となっている。



従来の座学や映像視聴による安全教育と異なり、自らの操作ミスが事故につながる過程を実感できる。

システムは物流業界や建設業界での導入が進んでおり、今後も年3~4本の事故事例コンテンツを追加予定である。


新コンテンツはサブスクリプション型のオプションとして提供され、月額料金内で全ての事故体験が利用可能となる。

古河ユニックによる監修により、事故の細部描写まで正確な再現を実現している。

VR空間での訓練により、初心者でも安全に操作方法と危険性を学ぶことができる。



参考・画像元:シンフォニア株式会社プレスリリースより
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デジコン編集部

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