フォトラクション、BIMとAIを融合した施工管理クラウドを新たに発表

フォトラクションは、施工バックオフィス業務を効率化する新サービス「aoz cloud」の提供を開始した。

AIによる図面解析の実力

本サービスは、2018年に開発された図面分析AIエンジンを基盤としており、2次元図面から情報を自動的に読み取り、解釈することが可能だ。

特に注目すべきは、BIMモデルから配筋検査に必要な情報を自動抽出し、電子黒板や検査シートを生成する機能である。

この技術により、配筋検査における準備業務の効率が55%向上するとされている。

現場に即したモジュール設計

従来の建設業向けアプリケーションでは、複雑な業務プロセスへの対応が課題となっていた。

aoz cloudは、特定の目的に特化した機能をモジュール化し、柔軟な利用を可能にしている。

さらに、顧客ニーズに応じたカスタマイズや共同開発にも対応し、現場の実情に即したDXを実現する。

建設BPOの新たな展開

本サービスは、同社の建設BPO（ビジネスプロセスアウトソーシング）のノウハウを活かして開発された。

AIとオペレーターを組み合わせることで、建設業界の生産性向上と人手不足の解決を目指している。

フォトラクションは、この技術を特許出願中であり、建設業界のスマート化を加速させる方針だ。