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デジコン編集部 2024.10.4

マックスとKDDI、世界初の4G LTE搭載の鉄筋結束機を発売

マックス株式会社とKDDI株式会社は、世界初となる4G LTE通信とGPS機能を搭載した鉄筋結束機「コネクティッド ツインタイア RB-442T-C-B2C/1450A」を2024年10月中旬に発売すると発表した。

IoT技術で現場管理を効率化



新型鉄筋結束機の最大の特徴は、KDDIのIoTネットワークサービス「グローバルIoTアクセス」を組み込んだことにある。

これにより、工具の稼働データと位置情報をリアルタイムで可視化することが可能となった。


専用のWebアプリを使用することで、工具ごとの稼働状況や累積結束数のデータを一覧表示できる。現場管理者は、どの現場でどれだけ工具が活用されているかを即座に把握し、効率的な配置を行うことができる。


さらに、GPS機能により工具の位置情報が常に把握できるため、紛失や盗難時の追跡が可能となった。遠隔でのロック機能も備えており、盗難時のトラブル抑止にも貢献する。

建設業の人手不足対策にも貢献


この新型鉄筋結束機の開発背景には、建設業界が直面する深刻な人手不足がある。技能労働者の減少や、2024年に予定される時間外労働の上限規制により、業界では作業効率の向上が急務となっている。

マックスの小川辰志社長は、「本製品は、単なる工具の進化にとどまらず、建設現場全体の生産性向上を支援するソリューションとなる」とコメントしている。

新型鉄筋結束機は、1結束あたり0.5秒という高速性能を持ち、ワイヤ交換の簡便化や作業者の負担軽減など、従来モデルからの改良点も多い。


コンクリートのカブリ厚が少ない現場やプレキャスト工場での使用にも対応しており、幅広い現場でのニーズに応える。

KDDIの髙橋誠社長は、「今回の協業を通じて、通信技術が建設業のDXにいかに貢献できるかを示すことができた。今後も様々な産業のデジタル化を支援していきたい」と述べている。



参考・画像元:マックス株式会社・KDDI株式会社プレスリリースより
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デジコン編集部

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