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デジコン編集部 2024.3.22

大阪の「鴻池組」、現場の運搬労力の軽減する実証実験を実施。電動一輪車を活用

鴻池組(大阪府)はCuboRexと共同で、建設現場における重量物の運搬作業の効率化にまつわる実証実験を実施した。

今回の実証実験では、CuboRexの「一輪車電動化キット E-cat kit2」を利用した電動一輪車の肉体的負担軽減効果を現場作業員にヒアリング。

2種類の特性が異なる現場での実証となったが、どちらの現場でも作業員満足度が90%を超え、CuboRexの電動一輪車が建設の作業現場におけるDX推進に貢献し得ることが明らかになった。

鴻池組では社内の技術開発課題として、「DXに関する調査研究ワーキンググループ」を展開している。

今回の実証では、運搬作業における電動一輪車と一般的な一輪車の使用感を比較。実際の現場にて、運搬作業に「一輪車電動化キットE-cat kti2」を使用した。





検証方法としては、電動一輪車を利用した際の肉体的負担軽減効果を5段階で評価。作業効率の向上を実感した割合を包括的に調査した。

結果、電動一輪車の使用により、建設現場における運搬作業の労力軽減、運搬効率の向上が顕著であることが報告された。

現場の規模や状況に関わらず、資機材や土砂などの運搬に電動一輪車の導入は大変効果的であることが実証されたという。


以下は、作業員のコメント。

押す力が不要になり歩くことに集中できるので、通常の一輪車よりも作業時間がやや早くなる。

未舗装の通路を進むのも全く負荷がかからなかった。

車の間など狭隘部で重量物を運搬する時にふらつきが少なく安定感があった






参考・画像元:CuboRexプレスリリース
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デジコン編集部

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