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デジコン編集部 2024.2.6

5100㎡地下鉱山トンネルを18分で点群データ化、球体ドローン「ELIOS 3」専用の高性能LiDAR発売。ブルーイノベーション

ブルーイノベーションは、屋内点検用球体ドローン「ELIOS 3」専用の高性能LiDAR測量ペイロード」を発売する。長さ340メートルの地下鉱山トンネルであっても、点群データ取得が18分で完了するという。

測量ペイロードは、ELIOS 3に後付けの装脱着に対応する。米FAROの点群処理ソフト「FARO connect(ファロー コネクト)」と併用することで、正確度0.1%、精度は±6ミリ(標準偏差)の高精度な点群データが得られて、3Dモデル化時の二重壁などといったデータ処理上のゆがみも防げる。


マッピングは、照射距離が最大100メートル、スキャン速度が約130万ポイント毎秒の点密度で、測量ペイロードを備えたELIOS 3を用いる場合は、長さ340メートルで予想延べ床面積約5100平方メートルのトンネルの場合、測量は18分で完了する。

従来の人が行う固定点測量では、6~7回の測量で、計約2時間を要していた。そのため、測量作業の時間が最低限に抑えられ、安全な業務遂行や工期期間の短縮、費用削減につながる。


解析結果は、lasやlaz、txt、ply、E57といった拡張子での出力に対応し、Auto CAD、Geo SLAM、Revit、Cloud Compare、TREND-POINTとも連携できる。

点群データを取得する際に、標点となる反射板を現場に置くことで、解析時にその他の地形データとも連携。複数回に分けて取得した点群データを、単一の3Dモデルで自動出力できる。


ブルーイノベーションは2018年、日本での独占販売契約をスイスのドローンメーカーFlyabilityと締結し、非GNSS環境下の屋内空間などの飛行特性に優れた屋内用ドローンELIOS シリーズを使用した点検ソリューションの提供を開始した。



参考・画像元:ブルーイノベーションプレスリリース
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デジコン編集部

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