行政・政策
デジコン編集部 2023.10.10

東京都、多摩・島しょ地域の「3次元点群データ」を公開!【東京都デジタルツイン実現プロジェクト】

東京都では、「デジタルツイン実現プロジェクト」を推進しており、その一環として、令和4年度(2022年)から2か年計画で、デジタルツインの基礎となる都内全域の「3次元点群データ」の整備を進めている。

今回、多摩・島しょ地域(小笠原諸島を除く)の3次元点群データを公開し、オープンデータとして広く活用できるようにするとともに、「東京都デジタルツイン3Dビューア」にも掲載された。(区部の3次元点群データは2024年度公開予定)

公開データは、公開されている航空レーザ測量による点群データとしては、日本で最も高い精度となっているという。

3次元点群データとは


航空機等により、レーザースキャナーで地表面や建物等の空間情報を測量して生成された、3次元(X,Y,Z)の位置情報を持つポイントデータ。

デジタルデータとして多用途での活用が期待され、現在はインフラや設備の維持管理、災害対策のほか、観光分野やゲームなどのクリエイティブ分野での活用にも注目が集まっている。

オープンデータとして公開する3次元点群データ


(1)データの種類
  • 建物・樹木などの地物の高さを含む地表面データ(DSM)
  • グリッドデータ(0.25メートル)
  • 微地形表現図(0.25メートル)
    (公表データとしては国内最高精度)を含む9種類
   

データ掲載場所


(1)東京都デジタルツイン3Dビューア

こちらのWEBサイトより
「データを追加」→「点群データ」→「LP点群ダウンロード」→下記の画面から ダウンロードする図郭をクリック

(2)東京都オープンデータカタログサイトより



(3)G空間情報センター



※利用について:今回公開するデータは、商業利用、学術利用、個人利用など、用途を問わず二次利用可能。

【活用例】


  • 測量・工事設計
  • 災害時の被害想定、把握
  • 観光案内ルートの作成
  • 維持管理・点検
  • 建築物記録・アーカイブ
  • VRXR空間の背景




参考・画像元:東京都プレスリリース  
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デジコン編集部

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