行政・政策
デジコン編集部 2026.5.5

国土交通省が総合評価落札方式で「猛暑対策」を技術提案テーマとする試行工事を開始。猛暑対策の創意工夫を入札評価に組み込む

CONTENTS
  1. 「具体的な方法・工夫」と「効果(短縮された時間)」を定量的指標で評価。効果未達成の場合は工事成績で減点
  2. 他産業と遜色のない労働条件・労働環境の実現へ。遠隔化・省人化で真夏の施工時間を短縮
国土交通省大臣官房技術調査課は令和8年4月28日、全国の地方整備局等が発注する工事において、猛暑対策の施工方法・施工計画の工夫を入札参加者からの技術提案として評価する試行工事を開始すると発表した。

令和7年12月に公表した「猛暑対策サポートパッケージ」の一環として位置づけられた取り組みで、猛暑環境下での作業時間の短縮と作業員の安全・健康確保を入札制度の仕組みで後押しする。

「具体的な方法・工夫」と「効果(短縮された時間)」を定量的指標で評価。効果未達成の場合は工事成績で減点


試行の対象は屋外での作業が多い工事を中心に、分任官工事など猛暑対策の効果が大きいと想定される工事とする。

活用する入札制度は「技術提案評価型S型」(価格と品質などを総合的に評価して落札者を決定する総合評価落札方式の一種)で、「猛暑対策」を施工上の特定課題に対する工夫の技術提案テーマとして設定し、提案内容を価格と合わせて総合評価する。

評価のポイントは「具体性」と「効果」の2点で、猛暑下での施工効率化・省人化に関する具体的な方法と、それによって短縮される施工時間を客観的・定量的な指標で評価する。

提案した効果が達成できなかった場合は工事成績での減点措置も設けられており、実効性を伴った猛暑対策の導入を促す仕組みとなっている。なお技術提案の内容は精算時の費用計上の対象外となる。

他産業と遜色のない労働条件・労働環境の実現へ。遠隔化・省人化で真夏の施工時間を短縮


本試行は、建設業が他産業と遜色のない労働条件・労働環境を実現するための取り組みの一つとして位置づけられている。

技術提案のイメージとしては、遠隔化による猛暑下での施工時間短縮や現場の省人化に関する工夫など、夏場(7〜8月)の作業時間を客観的データで削減できる提案が評価対象となる。







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